こんにちは。東進高幡不動校の吉田です。

みなさん、今年はどこかに紅葉狩りにいきましたか？
私は箱根と高尾山に行ってきました！
上が箱根ケーブルカーからの写真で、下が高尾山での写真です。

ところで、みなさんは紅葉がどうして起こるか知っていますか？
実は変わる色によってその理由が異なるんです。

葉っぱが黄色に変わるのは、カロテノイドという色素によるものです。
葉っぱは本来クロロフィルという色素によって緑色をしていますが、冬に近づくとこのクロロフィルやカロテノイドを分解することで養分を蓄えようとします。この時、カロテノイドはクロロフィルよりも分解される速度が遅いため、葉っぱが黄色くなるのです。

一方、葉っぱが赤色に変わるのはアントシアニンという色素によるものです。
木は栄養分を回収し終わったあと、栄養分が葉っぱの方へ行かないようにするために離層という壁を形成します。しかし、葉っぱは日光を浴びることで引き続きグルコースを生成し続け、蓄積された糖と酵素が反応することによってアントシアニンが作り出され、葉っぱが赤くなるのです。

みなさんも時間があればぜひ紅葉狩りに行ってみてください！