コラム
志學舎保護者会⑮ ~教育誌から~
◇もう十年以上前の話になりますが、子どもたちがまだ小さい頃、我が家では、親戚一同が集まって年に一度のクリスマス会をしていました。年の近い子どもたちは、その当時、Wiiというテレビゲームをしていたのですが、真剣に興じる子どもたちの姿を見ているだけでも、これがなかなか面白いものでした。大人たちもテレビの前に集まって、子どもたちの応援をし出すのです。
◇私も子どもたちの応援をしながら見ていましたが、その中で、子どもたちの感情表現の違いに気がつきました。その場に全面的に遠慮もせずに参加している子どもと、ちょっと遠慮気味に参加している子どもでは、成功した時と失敗した時の感情表出が違うのです。
◇そこで私は、感情表出が小さい子どもが頑張っている時に、大きな声で喜んだり、悲しんだりしてみたのですが、ちょっとした変化が見られました。周りの子どもや大人が、感情表出が大きくなると、今まで感情表出の小さかった子どもも大きくなっていくのです。上手くいった時は素直に喜び、失敗した時は素直に悲しむということが、周りを気にすることなく、出来るようになっていきました。
◇子どもたちが素直に自分の感情を表現できる環境を、私たち大人が用意してあげることが、子どもたちのセルフ・エスティームを上げる上で重要なことなのです。子どもの感情表現を無理やり抑え込もうとしてはいけないのです。伸び伸び子どもを育てるためには、子どもの感情を尊重することです。
志學舎の先生達、
「子どもの感情表現を無理やり抑え込もうとしてはいけない」
これ、大切なことだよね。
このことを踏まえて、しっかり見守ろう。
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