こんにちは！東進日野豊田校の倉田光瑠です。

これは先日大学の友人とファミレスで議論をしていた時、ふと彼女が発した一言です。
「スーパーとかで自転車がドミノ倒しになってる時あるじゃん？あれを立て直している人、偉いとは思うんだけど、賢くなくない？」
この一言ではっとしました。

主張は恐らく以下のような事です。自転車は倒れる“瞬間”にダメージを負う可能性があるのであって、倒れている状態にダメージを受けることはまずない。またドミノ倒しになっていると言う事は「風が強い」「道の構造上人と当たりやすい」「人が多い為駐輪範囲からどうしてもはみ出してしまう」などの、どうしても倒れやすくなってしまう外的要因が存在しているはずです。その外的要因を排除せずに立て直してしまう事は、ただ再び倒れる“瞬間”にダメージを負うという危険性に晒しているだけという訳です。

恐らく多くの人はドミノ倒しになった自転車を起こしている人を見ると「あ、とても親切な、良い人だなぁ。」と感じるだけではないでしょうか。しかし、日頃の生活の中で常識を常に疑いながら生きている人間には、多くの人とは異なる“より深い世界”の景色が見えていると強く感じました。
だからこそ、僕は常識を常に疑ってかかりながら生きてゆきたいと感じました。もしかしたら僕らが「当たり前」と考えている様々な事も、実は違った風景に見えて面白いかもしれませんね。