こんにちは、豊田教室の土井です。

東京都をウロウロするの楽しいです。
歴史事象が凝縮しすぎていて、数分歩いたら何かしらの遺跡にぶち当たるの、楽しい。

高校の古典の授業では定番の、伊勢物語の色男といったら在原業平です。
「名にし負わば…」で始まる歌でも有名な東下りの一端が隅田川ですね、言問橋とか業平〇丁目とか、物語由来の地名もちらほらとみることができます。
都内には有数の和菓子屋さんがあって、隙を見ては買いに行ったり食べ比べたりをするのですが、せっかくここまで足を延ばしたのだから、銘菓：言問団子（ことといだんご）を食べに行きました！！
ずっと前から気になっていたんですよね～。

バカみたいに強風が吹きつける日だったので、きびだんごは店内で食べさせてもらいました。
こんな気候で、外で食べたらきなこ全部とんじゃう。
ゆでたての団子にほどよい甘味のきなこたっぷりで美味しかった、５本で２７０円は安い。
ついでに埼玉屋小梅さんの３色のだんご（ごま・きなこ・あおのり！）と桜橋まんじゅうもおいしかったです、ほどよい塩気のアクセント、素晴らしい。
東京都の東側のおだんごは、あんこがメインになっているものが多いような気がします。

……肝心の言問団子のお店が見つかりませんでした……。

ちょうど幼稚園のお迎えの時間帯とかぶってしまい、不審者がごとくウロウロするのもなぁと気が引けながら歩いた結果、通り過ぎてしまったようです。
桜餅で有名な長命寺に目線を奪われました。
運がなかったのか、縁がなかったのか…。

伊勢物語にて「みやこどりよ、京（京都）にいる愛しい人は元気かどうか教えてくれ」というしっとりとした和歌が詠まれていますが、

みやこどりめっちゃ集まるやんけ。
言問えないがな。

すごい羽ばたき音とともに大量のみやこどりが集まってきました。
……業平先輩、本当にしっとりと和歌詠めるシチュエーションでした？
こんなに集まってしまったら、一体誰に言問えばいいのか…迷ってしまう。

写真に入っていないだけで、水面にもすごい数のみやこどりが集まったので、この中の一羽くらいは京都のことを知っていそうな気がしなくもない。
これぞ情報化社会。
情報戦略が物を言うのはいつの時代だって変わらんぜよ。

建物の雰囲気がいちいち趣深い。

今や将軍のお膝元ではなく、スカイツリーのお膝元なので一大観光地でもあるのですが、街中を歩くと江戸・大正・昭和・平成と建物の時代が混在してわけわからんですね。
ふと道を曲がるだけで世界観が変わるので、ちょこちょこ日帰りで歩きにいっても面白い。

今度行くときは言問団子を食べたいです。
ついでにスカイツリーに行ったことがないのでそれも気になる…
ものすご～く観光施設が充実しているらしいです…。
地元の人にも「ちょっと値段が高いけどね！」と勧められましたが、今回は断念…。
入試とかコロナとか、もろもろが落ち着いてきたらスカイツリー近辺ぶらぶらするのもやってみたいです。