国語の回文が好きなキミへ

2020.12.22 コラム

「たけやぶやけた」が好きなキミ、
12月20日(日)の読売新聞朝刊のコラム「編集手帳」読んだ？

面白い“回文”がたくさん載ってたよ。
引用するね。

十干十二支だと、今年は庚子(かのえね)だった。逆に読めばネエノカだ。上下どちらからでも…の回文に仕立てるなら〈ねえのか？問えば干支(えと)、庚子(かのえね)〉。コロナで五輪が延期され、落胆した方も多かろう◆国内外の１０大ニュースを見ても正直、多事多難だった１年だ。あえて回文で回顧すると、元日の紙面は〈うそっ？大脱走〉で始まった。日産前会長、ゴーン被告がひそかに出国していた◆次いでコロナ禍が広がり、店頭からマスクが消えた。〈ようマスク無くすまいよ〉。すると唐突に〈何？国家が各戸にな〉。アベノマスクが物議を醸した◆その安倍さんも退陣。新首相は外部のブレーンを重視する。〈菅さん会うよ、民間。妙案探す〉。デジタル化戦略などを打ち出したが、一部の学者は別だった。〈任命はせず、外せ。背面に〉と言ったのは誰だったか◆他方で、米大統領選は〈予感、接戦かよ〉が現実に。なおも不正を言い募るトランプさんには〈悪あがきがあるわ〉の感を拭えないが、１年を暗くしたのは結局、コロナに尽きよう。〈忍耐、最短に〉と切に願いつつ、ウイルスを叱っておく。〈戻んな、何度も！〉

今回、回文の内容が政治の分野も多く、むずかしかったかな。
日本語の面白さが伝わってくれたらうれしい。