高校部(東進)
地頭が良い人の特徴
こんにちは!東進日野豊田校の倉田光瑠です。
今回は僕が思う地頭が良い人の特徴と、自頭をよくする方法についてお話しさせて頂こうと思います。
まず、「地頭」とはどのように定義されるでしょうか?生まれもっての考える力と定義づけがされるでしょうか?勿論そういった定義づけをしている辞書もあれば、「その人本来の頭の良さ」と定義する辞書もあります。僕が考えるに、地頭の定義としては後者がより本質に近く、筋トレのように鍛える事で地頭力をつけることが出来るのではないかと考えています。
では受験などで使う、地頭の良い人と悪い人の違いはどこにあるのでしょう?
僕が思うに、「思考の仕方」が異なります。端的に言えば頭のいい人は「どのように?どうして?」と考える癖が極めて強いと思います。これに対して凡人の思考は「なに?」という思考で動いている事が多いです。これが入試問題で必要とされる、「応用力」「柔軟性」に決定的な差異を生むのではないでしょうか。
「1122年に神聖ローマ皇帝ハインリヒ5世とローマ教皇カリストゥス2世の間で結ばれた政教条約は?」
という問いに対して「ヴォルムス協約だね」で済ますのは凡人です。頭のいい人は「どうしてこの条約が結ばれたの?どのようにこの問題は帰結したの?」このように疑問を常に問いかけています。「なに?」という知識欲求だけでは、知識を知識としてしか身につける事が出来ません。対して「どのように?なぜ?」という知識欲求により、まず単純に普通に勉強をするより知識量が格段に増えます。そしてなにより、初見の問題や難解な記述問題にも対応できる応用力や柔軟性が間違いなく身につきます。
今回は世界史を例にとっていますが、どの学習領域においてもこの考え方は重要だと思っています。突き詰めれば「どうしてこの英単語がこの意味になるの?」といった思考をするようになってきます。こういった「なぜ?どのように?」と問いかける癖をつける事こそが、地頭力をつけるという事なのではないでしょうか。
以上、僕が考える地頭力についてお話しさせて頂きました。今回の内容はあらゆる学習においても重要となってくる考え方だと思っています。参考にして頂ければ幸いです。
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