こんにちは。東進日野豊田の倉田光瑠です。

今回は数ある受験生の相談の中から、「頭悪い人」がする相談ランキング１位（倉田調べ）を私の方から発表させて頂きます。（あくまで私の主観ですので、事実とは異なります。）

栄えある第一位は、

「私、暗記無理なんです。」

です！

このブログを読んでいる方の中に該当者はいらっしゃいましたか？

この発言をしている人で賢いと思う人はとりあえず僕の１９年間の中には一人もいませんでした。

この発言のどこがいけないのでしょうか？

僕が思うに、この発言には頭の悪い人の特徴がいくつも垣間見えるのではないでしょうか。まず、「私は暗記が無理」という、あたかも能力は先天的なもので全て決まるかのような「成長志向の欠如」を感じますね。もちろん先天・後天的なLDを持っているなら話は変わってきますが。

また、暗記は才能だけでなく、「努力」の要素が大きく、またその努力によってワーキングメモリの能力が高くなるという「才能ベース」ではなく「努力ベース」な面もあります。それにも関わらず、ワーキングメモリが強くするまで努力を続けられない「怠惰さ」。

更には、そもそも暗記はプロセス（姿勢、温度、体調、思考方法などなど）、モチベーション（なぜそれを暗記するのか）等によって結果にはとんでもない差が出ます。そのプロセスやモチベーションなどの分析をせず自分の脳みそのせいにしてしまうような、「分析思考・論理的思考能力」の欠如が見られるのではないでしょうか。

以上が、僕が思うこの発言をする人に頭が良い人がいない（極めて少ない）理由です。

ただ、この発言をしている人をディスっている訳ではありません。僕が思うのは、「自分は○○だ。」といった類の発言をしている時、一歩引いて、冷静に分析する必要があるのではないでしょうか。
という事です。