こんにちは！東進日野豊田校の倉田光瑠です。

今日もふと考えたことを書いていこうと思います。
よく、「集中力がありません」という相談を受けることがあります。しかし、その生徒は本当に集中力がないのだろうか、と必ず考えます。つまり、集中する能力に欠けているのでしょうか。僕は、集中力の欠如は能力的な要因ではなく、多くの場面において他の要因によって引き起こされているのではないか、と考えています。

例えば、睡眠習慣、体調、モチベーションなど。
そして何より、「ウィルパワー」が集中力と深く結びついていると考えています。ウィルパワーとは意志力のことであり、このウィルパワーなるものが人を行動に移させるとされています。

しかし、このパワーはあらゆる決断をする際に消費されると言われています。そこで僕が考えたのは、集中力が欠如している人は、「ウィルパワーを他の場面で使い切ってしまっているのではないか」という事です。

例えば、今日の髪形はどうしようか、今日どんな服を着ようか、今日は部活が面倒くさいけどサボろうか、いや、参加しよう。今日の勉強は何をしよう、今日は宿題をしようか、いや問題集を解こう。待て、まだ期限までは余裕があるので恋人とデートに行くことにしよう。

こういった決定をする度にウィルパワーは消費されてしまい、いざ勉強に取り組む際には、ウィルパワーの枯渇が起きてしまっているのではないか、という事です。
有名な話として、アップルのスティーブ・ジョブズは、一日の意思決定できる量には限度がある事を知っていたので、必ず毎日「ジーンズに白シャツ」というファッションでした。彼は洋服を考えることでウィルパワーを消費することを避けていたのですね。

これらの話をまとめると、

となりますね。集中力が無いな、と感じている人、是非上記の二点を意識してみてください。