みなさん、こんにちは！志學舎のRED（集団個別部門）の寺田です。

入学試験がもう直ぐはじまりますね。
雪も降ったり、寒さと乾燥もしていますので、体調には十分気を付けて頑張ってください。

さて、成人式の日、前から気になっていた映画を見てきました。

大阪芸術大学が、妹島和世先生が設計した校舎の「構想から施工まで」を淡々と追ったドキュメンタリー映画です(^_^)

基本構想は紙で模型を何度も作り直して、決定していく。
ある程度決まっても、積算して予算に合わないと、また模型から練り直す作業の繰り返し。
やっと決定しても現場作業での変更。ただその場で変更はせず、持ち帰って考える。
奇抜なデザインに見えるが、地形や風景に溶け込むようなデザイン。
見ていて、ふっと自分の卒業設計を思い出しました。

当時まだ痴呆症が珍しい時代に、設計のため特別養護老人ホームへ泊りで見学させて頂きました。
自然豊かな傾斜地に設計（妄想）
森の一部に溶け込むように、曲線を使って設計。
当時父からは「これは絵であって建築ではない。お空にぞうざんがいて、建物を吊ってはくれないよ」と言われたのを覚えています(^_^;

現在、あの大阪芸術大学の校舎が、実際に建ってしまう技術って本当に凄い。
いま建築はCADで書くのが普通ですが、私のときは、0.3のシャープペンシルで書き、ロットリングで仕上げました（懐かしい…）
なのでCADは使えないので、もう建築にもどることはないけど、当時は夢をもって、一生懸命学んでいたなぁ～(^_^)
現在できないことでも、未来では可能になっていることはあります。
みなさんも夢に向かって頑張ってください。