コラム
空を見上げれば
こんにちは。志學舎本部の岩田です。
昨日は雪が降って寒い一日でしたが、一転して今朝はいい天気。あまりに気持ちがよいので近くの高台に行って空を見上げてきました。
写真右には真っ白な頂の富士山。やや雲がかかって少し白くぼやけて見えます。その左側に連なるのは丹沢山系と思われますが、昨日の雪を淡くまとって、空の青さと対照的でこれもまたきれいです。真っ白な富士山を見るといつも思い出すのが、
「田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける」山部赤人(万葉集)
(たごのうらゆ うちいでてみれば ましろにそ ふじのたかねに ゆきはふりける)
いつの時代でも、日本人にとって、真っ白な富士山は特別なものなのですね。
ちなみにもう一つ。
「田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ」 山部赤人(新古今集)
(たごのうらに うちいでてみれば しろたえの ふじのたかねに ゆきはふりつつ)
後者は百人一首でも有名な歌で、平安時代になって前者が改作されたものだそう。はるか遠い学生時代の私の記憶では、両方を混同して覚えていました。
さらに別の場所で空を見上げると、今度は。。。
すっかり葉が落ちた木の枝の中に真ん丸のマリモのようなものが。近づいて見ると。
これは宿り木(やどりぎ)。このように他の木の枝に引っかかるようにしてくっついて生活する独特な植物。この時期ならではの光景です。
パソコンやスマホばかりいじっていると、ついつい、うつむき加減で生活することが多くなりがちですが、たまには空を見上げて思いっきり深呼吸でも。
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