コラム
水本代表、志學舎を語る㉘
中学受験への挑戦①
こんにちは。志學舎代表の水本です。
今年も入試のシーズンを迎えました。受験生の皆さんの健闘を祈るばかりです。
さて、今回は、私自身も長年かかわってきた中学受験指導を始めたころについて書きたいと思います。
話はだいぶ前にさかのぼります。日野の三沢教室と程久保教室を統合して「高幡教室」に移転拡充したころ。中学生がたくさん集まって活気あふれる状況で順調でした。しかし、「いま中学生がたくさん集まっていて順調だからそのままでいい」とは思えませんでした。
そんな中で「これからは中学受験もできる大手に負けない塾にならないといけない」と考えました。中学受験に参入するには、それまで以上に力を入れてかからないといけないことは分かっていましたが、当時、他の塾で四谷大塚のテキストを使って小学部受験科をやっていて結果を出しているところがあったので、それをヒントに四谷大塚のテキストを使って小学部受験科をスタートさせました。
1年目。右も左も分からぬまま始めた中学受験。私は高校の数学の教員からスタートして、近所の小学校や中学校に通う生徒さんたちに算数や数学を塾で教えてきたので、中学受験でも算数を教えることに。
四谷大塚のテキストは毎週のカリキュラムとテスト範囲がしっかりと決められていて、それに沿って授業を進めていかねばならないのですが、とにかく難しい。学校の教科書には出てこないような内容を、決められた授業時間内で教えて、テキストも進めて、毎週土曜日のテストで点数が取れるようにしないといけない。正直、決められた全ての内容を十分消化することは困難でした。
以前にも書きましたが、私の塾を始めるきっかけは、学生時代に近所の小学生に算数を教えたこと。そのお子さんは分数の計算でつまずいていたので、1年をかけて、ひらすら分数の計算を徹底的に教えて、最後には「先生、分数ならだれにも負けないよ」と笑顔で感謝してもらったのが原点でした。
そんな私にとって、十分に理解が深まっていなくても、カリキュラムに沿ってとにかく毎週進めていかないといけない、かつ、学校の教科書内容をはるかに超えた内容を教えなくてはいけない四谷大塚のカリキュラムに、「こんなことを小学生にやっていいのか」と大いに悩みました。
このまま続けていいのか。この続きはまた次回。
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