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なんちゃって三十六景その2
こんにちは、志學舎豊田教室の土井です。
花粉さんがすごいです。もう…もう……!という感じです。
思いつきで葛飾北斎の富嶽三十六景を紹介するシリーズです。
この記事を上げた週末が都立入試でしたが、なんと社会の大問1でしっかりと富嶽三十六景が出題されていましたね、内心ではやっほ~!という気持ちでした。
まぁブログで紹介されようがされまいが、ほぼ全員正解を選べたとは思いますが……。
都立入試、ここ2年ほど鬼のように国語の平均点が高かったので、今年はぜぇぇ~ったい難化するからな!!!と釘をさしていたのですが、自己採点の様子を見ると皆さんすごいよく出来ていて…。
…嬉しいんですが、こうも予測が外れると複雑な気持ち…。
しんどかったのは特に理科ですね。
解答傾向が大きくかわったということで、苦戦した子が多いようでした。
得点分布がすごいことになりそう。
社会は2つ目の記述問題が、シンプルすぎて逆に答えにくかったのかなぁという感じです。
世界地理の組み合わせ問題は非常に興味をかきたてる内容で、コーヒーの飲み方や食文化に触れていたので、旅行エッセイ系の番組や書籍が好きな子には美味しい問題だったなぁという感じがしました。
「参考書を頭に詰め込め!」「授業の中でのことだけを暗記暗記、ひたすら暗記」というカチカチごり押し系では一定の水準までしか対応できないと思います。
先生の雑談をよく聞ける子にはありがたい問題なのだろうか。
そして、なんとなく世界地理や世界史の割合が増えた気がした。
まだ細かい分析はしていないので、そのうちちゃんとやろうと思います。
さて今回は富嶽三十六景より「駿州大野新田」。
富士山を背景に、なんか草の山かついでいる牛と、農夫たち。
「馬にしてはなんか丸っこいなぁ」と思っていたのですが、耳というか角というか、それらしきものを描いてやっと「あ、これ牛や」と気付きました。
そしてごめんなさい、描いてる途中で気力が尽きたので牛と何人かが消滅しています、ホワイトボードは直立しているから腕が疲れます…。
ちなみに富士山の右側がほんのりと赤くなっているのですが、面白いことに複数のHPを比べると「朝」としているものと「夕方」としているものがある。
そうすると、この作品の感想や解説も変わってくるわけです。
爽やかな朝の情景なのか、それとも夕方の疲れた農村の寂寥を表すのか…?
地図で所在を確認すると、綺麗に駿河湾に近い、富士山の真南にありました。
ということは富士山の右側が赤いぞ→東からの光を受けている、つまり朝である、と考えられます。
ただし、紙質の状態や刷り方によって絵全体の印象も変わるので、青が強めであれば朝方、全体に赤みが強いと夕方のイメージが出るんじゃないかと思います。
白黒はっきりつけずに、こうかな?という感覚で楽しめる作品だと思います。
吉田博の「光る海」、瀬戸内海シリーズみたいな見方も面白い。
これ行きたいんですけどね~、展示期間内に行けるかしら。
尋常じゃないくらい美しいですよ。
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[開設コース:中学受験部(小学部)/高校受験部(中学部)/進学個別アイウィル] 志學舎 豊田教室 教室長 西尾宣昭
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