コラム
先生の力はすごい⑤
いまだに忘れられない。
冬のある日、
中学校の理科の先生が話してくれた。
「裏門前のあの家、
外から窓ガラスを指でなぞると、
水滴が指につく。キミたちは信じられるか⁈」
「はあ? なんか変なんですか?
冬にガラスに水滴がつくのは、当たり前じゃないんですか?」
「氷水が入ったグラス、考えてみなさい。水滴がたくさんつくのはどっちだ?」
「外側にたくさん付きます。グラスの底周辺は、ビチョビチョになります。」
「その通り。グラスが中の氷水に冷やされ、グラス周辺の空気まで冷やされ、
含むことのできなくなった水蒸気が水滴となって現れるんだ。」
「はあ? よく分かりません。」
「つまり、あの家は、外がこんなに冷たいのに、家の中はそれ以上に冷たいということ。怖くない?」
一瞬、信じてしまった。
この話の後に説明してもらった「飽和水蒸気量」の話、
とても分かりやすかった。
そして、
裏門のあの空き家には近づかないようにした。
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