高校部(東進)
大学入試の基礎知識④
こんにちは。
東進多摩センター駅前校校舎長兼志學舎多摩センター教室副教室長の福岡広徳です。
本日から大学入試の基礎知識についてシリーズで実施します。
本日は
「国公立一般選抜」
についてお話します。
国公立大学の一般選抜では、1次試験として共通テストを、2次試験として各大学個別の試験を課しており、これらの成績をあわせて合否の判定を行います。大学によっては、下記のように「傾斜配点」や「2段階選抜」を取り入れているところもあります。
①傾斜配点
共通テストの成績を合否判定に利用する際には、各大学が独自の配点を定めることができます。例えば、共通テストの本来の配点が200点で、大学が設定した配点が20点の場合、得点を10分の1に換算して合否判定に用いることになります。通常、2次試験に課されない教科の配点が共通テストでは高く設定されることが多くなります。
②2段階選抜
国公立大学の中には、共通テストによって第1段階の選抜を行い、これに合格した受験生のみが2次試験を受けることができるという「2段階選抜」を行っているところもあります。通常は、第1 段階で選抜する予告倍率が事前に発表されており(募集人員の3~5倍程度のことが多い)、受験生は共通テストの成績を自己採点してこれを基に出願することになります。大学によっては、共通テストの成績は第1段階の選抜のみに用い、合否判定は2次試験の成績のみで行うところもあります。
◆国公立大学の1次試験(共通テスト)
1次試験(共通テスト)では、文系学部では、外国語、国語、数学2科目、地理歴史・公民から2科目、理科①から2科目または理科②から1科目の、合計5(または6)教科7(または8)科目を課す場合が多い。理系学部では、外国語、国語、数学2科目、地理歴史・公民から1科目、理科②から2科目の合計5教科7科目を課す場合が多い。なお、難関大学を中心に、公民は4単位の『倫理、政治・経済』のみを選択可(「現代社会」、「倫理」、「政治・経済」は選択不可)としている大学が多いので、注意が必要です。
◆国公立大学の2次試験(個別学力試験)
国公立大学の2次試験は「分離・分割方式」で実施されます。これは、個別学力試験の日程と募集人員を前期日程と後期日程の2つに分けて試験を実施する方式です。なお、一部の公立大学ではこのほかに中期日程の試験を行うところもあります。これによって受験生は2回(または3回)の受験機会が得られることになります。前期日程の試験で合格して入学手続きをすると、後期日程では合格となる資格がなくなってしまう(中期日程も同様)ので、通常は前期日程で第1志望校に出願することになります(もちろん、前期・後期とも第1志望校に出願してもよい)。
もっとも、最近は募集人員の大部分を前期日程にあてて後期日程の募集人員を少なくしている大学が多く、また、後期日程の募集を行わない大学もある。東京大は2016年度から推薦入試(学校推薦型選抜)を導入し後期日程の試験を廃止、大阪大は2017年度からAO入試(総合型選抜)および推薦入試(学校推薦型選抜)を導入し、8学部で後期日程を廃止した。一橋大は、2018年度から社会学部と法学部で後期日程を廃止すると同時に、全学部で推薦入試(学校推薦型選抜)を導入し、後期日程は経済学部のみで実施。また2022年度に後期日程の廃止を発表しているのは、北海道大の医学部(保健学科)である。
高校部4月の予定
3月26日~4月5日 春期時間(10:00開校)
4月月例保護者会 ※ZOOMにて実施
↑こちらから参加可能です。
日時が決まり次第、お知らせします。
4月25日(日) 共通テスト本番レベル模試
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