コラム
コロナの影響、こんなところに!
「いったい、いつまで続くんだ、コロナ!」
と思っている方も多いのでは。
在宅勤務が増えたお父さんたちを元気にする(?)コラムがあったので、紹介します。
〈♪家(うち)の中では トドみたいでさ ゴロゴロしてて あくびして……〉。忌野清志郎が歌う「パパの歌」である。父親のさえない描写から始まるが〈だけどよ〉でテンポが上がる▼〈昼間のパパは ちょっとちがう 昼間のパパは 光ってる 昼間のパパは いい汗かいてる〉。1990年に建設会社のCMで流れた。男の仕事にだけ焦点をあてる点は時代を感じるが、当時は注目されヒットした。親の働く姿が子どもの目に触れないことの裏返しでもあったのだろう▼今は在宅勤務が広がり、働くパパもママも子どもの視界に入ってきた。影響は小学生への「大人になったらなりたいもの調査」にも表れているようだ。男子の1位が前年のサッカー選手から会社員にかわった。2位のユーチューバーをわずかに上回る▼「在宅で仕事する親を見て身近に感じたのでは」とは調査した第一生命保険の見立てだ。過去にサラリーマンが10位に入ったことがあるが、このところはご無沙汰だった。今回は女子も4位が会社員だ▼職場と住まいの分離は近代社会の特徴である。ゲートリー著『通勤の社会史』によると、19世紀の英国では時折コレラがはやるようなロンドンの不衛生さが問題になった。郊外に住みたいとの欲求が高まり、蒸気機関車という新技術がそれを可能にした▼コロナを避ける在宅勤務も、高速インターネットが支える。職住の最接近は大げさに言えば歴史的な転換なのだろう。緊急事態宣言下でなくても大事にしたい。
(2021年3月23日 朝日新聞 天声人語)
志學舎のみんな、
コロナの収束はまだまだ先のようです。
そしてその影響は、歴史の大転換期にもつながるようだよ。
しっかり、世の中を見ておこう。
そして胸にきざんでおこう。
気持ちは前向きに、この新学年の1学期を充実させよう!
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