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なんちゃって三十六景その5の寄り道
こんにちは、志學舎豊田教室の土井です。
前回の記事ですが、削除したと思い込んでいた文章が残存していて驚きました。
ワードに文字を打ち込んで、写真を貼り付けて…という作業をしている中で、どうやら写真の下に文章がもぐりこんでいたらしい。
おかげで何度も墨田区のウンチクをのたまうくどい文になってしまった…これも現在進行形で読書感想文コンクールに向けてこつこつ本を読んでいる小学生に「推敲って大事でしょ!」の例として残しておきます。
さて、そんな前回の記事の最後に、街並みの写真をあげたのですが、どこかおわかりでしょうか?
甲州街道から八王子駅まで放射状に伸びている道路を撮影したものです。
というわけで八王子でした~。
北斎の三十六景をねちねち描いたり見たりしているということで、北斎レーダーが敏感なのですが、なんと近場に素敵な展覧会をやっている美術館があるぞ、ということで八王子を散策したわけです。
駅近辺を事務的に歩いたことしかなかったのですが、ここはなかなかの歴史的残滓があふれていて非常に楽しい街並みになっています。
古地図と照らし合わせたらすんげー楽しそう。
画像が荒すぎて見えませんけど、創業百年以上の魚屋さんや鰹節屋さん、呉服屋さんや仏具店など、なかなかなお店が勢ぞろいしていました。
すまん八王子!
今まで近すぎて舐めていた…!
いや、住所でいい古名をお持ちですな…とは思っていたけれども…!
思い起こせば宮部みゆきさんの時代小説でも八王子という地名は何度も出てきていたな…
散策し甲斐のある街です、素晴らしい。
というわけで八王子市立夢美術館におじゃましてきました。
八王子市 夢美術館 公式HP<https://www.yumebi.com/>
「世界が絶賛した浮世絵師 北斎展」を6月まで行っています。
北斎の版画のみならず、肉筆画も展示されています。
時代順に並んでいるため、北斎の進化っぷりや名前の変遷も楽しめるようになっています。
美術館の構造がちょっと不思議な感じなんですけれど、それもまた面白かったです。
すごろくには「谷ノ口」の地名があり…位置としても名前としても自分が幼少期を過ごした稲城市の地名ではないかと一人でテンションを上げていました。
絵だけではなく本の装丁も展示されていました、素敵すぎる。
眼福。
北斎をはじめとする浮世絵がヨーロッパの人々の目に留まり、ジャポニスムへと発展していく、というのは中学校美術でも習うんじゃなかったかな。
有名なゴッホとかモネとかミュシャの作品ではなく、本当にガチンコの影響を受けているアンリ・リヴィエールを持ってくるところがすごい。
いやぁもうすごい、素晴らしいよ、『エッフェル塔三十六景』です。
ポストカード買いますがな。
右端の作品とかずるくないですか?構図がずるすぎる、なんやねんこの美しさ。
建設当時はボロカスに言われたこともあったエッフェル塔ですが、あらゆる角度から丹念に描かれています。
題名自身は明らかに富嶽三十六景を意識しているのですが、中身はあらゆる浮世絵の詰め合わせ、というような感じです、北斎もいるし、広重もいる、誰が、というより「みんな」がいる。
西洋人が日本のものを取り入れると、西洋のエッセンスを吸い込んだ日本人の作品に系統が寄るんだなぁという感じを得ました。
純粋な北斎というよりは小林清親や川瀬巴水、吉田博を彷彿とさせます、雰囲気は小林清親が一番近いのかなぁ。
北斎の作品はもちろん、このアンリ・リヴィエールの作品を、ぜひ観に行ってほしい。
あ、そうそう街道沿いに結構昔ながらのお店があるのですが…
伊勢屋という和菓子屋さんがあります。
だんごもまんじゅうも美味しかったです。
三色花見だんご、黒ゴマ(こしあん)、氷餅がまぶされていると思しきピンク(白あん)、青のり?(つぶあん)だったんですが、美味しかったです。
昨年食べた墨田区にある埼玉屋小梅さんの三色団子を思い出しました、あれも美味しかったなぁ。
伊勢屋さんの方は歯ごたえも食いごたえもある感じでした。
和菓子の種類もなかなか豊富です、いい街だなぁ。
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[開設コース:中学受験部(小学生)/高校受験部(中学生)/進学個別アイウィル] 志學舎 豊田教室 教室長 西尾宣昭
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