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たまには目線を遠くにぶん投げる①
こんにちは、志學舎豊田教室の土井です。
世間的にも、生来の性格的にも、外出してどうのこうのという心持になれない黄金週間でした。
本当に最低限の買い物と用事以外は家でゴロゴロ…。
そんな中、たまたま都心のほうに用事があったので、ついでにぶらぶらしました。
東京の都心は地下鉄が入り組み、めんどくさいのですが、実は歩くとめちゃめちゃおもしろい。
探索すると交通費も浮くし、穴場のお店や景色に出会えたりもします。
こういう身体にビンビンくる行動は、連休とかじゃないとできませんからな。
スタート地点は溜池山王駅。(わかります?この坂道の上がったり下がったり具合、素敵だ)
実は大学生活の思い出の一番はじめにくるのがこの地名だったりする。
ミッションは「東京都内に残る『富士見坂』をひとつ見つけ、そこからの景色を確認し、レポートにまとめる」というもの。
いろいろな地方からくる同級生にアラハジメマシテコンニチハな状態の中、「溜池山王の近くに坂がいっぱいあるっぽい」という情報を得て、4人だか5人だかの塊で大都会の駅周辺をウロウロしたのであった。
それも十年以上前か…懐かしの富士見坂を探すか…と地図を確認しながら徘徊を開始。
が、なんと地図を見ても「富士見坂」もしくは「富士見台」のような地名は見つからない。
類似の表現として「江戸見坂」があるようなので、まずはそれを目指すことに。
ちなみに港区、都内でも有数の大使館集まっているゾーン。
都心なんだけどエコでロハスな空間…というか頑張って緑化している感じがある。
そしてビルにしろ建物にしろ、規模がでかい。
なんでこんなにも立派な建物が集まっているの?と純真な目玉をキラキラさせる子は、陣内秀信先生や藤森照信先生の書籍をお読みください、おもしろいぞ江戸東京学。
そして大使館の周辺は警備が厳しく…まずいタイミングだったかなぁとちょっと後悔した。
まぁでも警備するぐらいだから、多少この辺の地理にも詳しいだろう、という短絡的思考で、二人一組になっている警備員さんに道を尋ねてみた。
「すみません、この辺の地理に詳しいですか?お尋ねしたいのですが…」
「目的地はどちらですか?」
「え~と…『富士見坂』という坂を探しているのですが…」
「坂!?…坂、ですか…?」
「あ、じゃあ、『江戸見坂』ってこっちの方角であっていますかね、この辺にあるみたいなんですが」
「(二人見合わせて)…坂…いや、すみません…ちょっとわからないですねぇ」
なんと。
俗にいう「山の手は坂の名前を覚えて、下町は橋の名前を覚えて一人前」的なアレはタクシードライバーの金言か。
無線とかで「不審者が〇〇坂の方向へ逃走!追えー!」的なやり取りはしないのか……。
しないか、日本は割と平和だし。
怪しさMAXの行動をしながらウロウロしてほどなく坂を発見。
聞かなくてもたどりついたやんけ…ごめん警備員さん。
それにしてもものすごい地形です。すごい高低差。
車社会以前は往来するのしんどいんじゃないか、都内には「牛鳴坂」という怖い名前の坂もあるようです。
どんだけ大変な坂なんだろうか。
汐見坂も江戸見坂もなかなかの高度で、背の高い建物がなかった時代は素晴らしい景色が見られたに違いない。
海が見える坂って素敵じゃないか、汐見坂のほかに潮見坂というのもあるようです。
通勤の際に本を読み読みしているのですが…本日たまたま気付いてしまった。
赤く四角で囲っているところ、見えます?
『江戸見坂の図』って旧字体で書かれているんですけれども。
すごくないですか?
駅構内で一人で発狂しそうになってしまった、レッツ!上の写真と比べてみよう!
地面がコンクリじゃないぞ!そしてうっすら江戸の街が一望できているぞ!
実は右の方では海岸線も描かれているので、江戸という大都市が水運によって支えられているっていうのも非常によくわかります。
おもしろかろう、おもしろかろう。
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