こんにちは、志學舎多摩センター教室の藤堂です。

“斜対歩” と “側対歩” という言葉を知っていますか？

これらはそれぞれ「動物の歩き方」なのですが・・・

斜対歩は「右前脚と左後脚というように斜めに対になっている部分を同時に動かす」歩き方、
側対歩は「右前脚と右後脚を　というように縦に対になっている部分を同時に動かす」歩き方、となっています。

我々が目にするものの多くの動物は恐らく斜対歩です。人間も斜対歩です。

側対歩をする動物は、脚が長い大型動物に多いそう。たとえばゾウなどが側対歩をする動物になります。

犬の中でも、側対歩をする犬種がいたり、勝手に側対歩を覚える犬とかもいるそう。
側対歩の方が上下の揺れが少ないため、バランスを取りやすいとか。

なので“流鏑馬（やぶさめ）”などは、斜対歩の馬より側対歩の馬の方がやりやすかったんだとか。

とまぁ、なんでこんな記事を書こうと思ったかというと、「ペンギンの動画」を見ていると歩き方が変だと思ったんですよね。
ペンギンって二足歩行なんですけど、手か翼かなんとも言えない(フリッパーという泳ぎに適した翼らしい)ものと同じ側の脚を動かすんですよね。

要は、「人間が右手と右足を同時に動かして歩いてるのを見ているみたい」に感じるんですよ。
なんか不思議な感覚なのでぜひ見てみてください。

江戸時代以前は、“なんば歩き”と言って、日本人は側対歩だった説もあるみたいですよ。
「そんな訳あるかいっ！」て思ってしまいました。

さて、今日も一日がんばりましょう！