こんにちは！
志學舎グループ･東進若葉台校の石田康治です！

今日はちょっと用事があり、杏林大学医学部付属病院へ。

お医者さん、看護師さんはもちろん、道を尋ねただけでも優しく案内してくれたり院内スタッフのみなさんがとても丁寧に接してくれました。

みなさん｢杏林｣って｢すばらしいお医者さん｣のことを指す故事成語って知っていましたか？

「杏林大学」の名は、中国に伝わる一つの故事に由来しています。
その昔、中国は廬山というところに董奉（とうほう）という医師がいました。彼は人に尽くすために治療を行ってあえて治療代を受け取らず、その代わりに病気が治った人には、記念として杏の苗を植えてもらいました。
そうして、いつしか１０万余株の杏の木がうっそうと茂る大きな林ができあがったといわれています。
この故事から後世良医のことを杏林と呼ぶようになりました。
この故事に因んで名付けた杏林大学は、専門的知識や技術にすぐれているだけでなく、立派な人格を持った良き医師など社会に貢献することのできる良き職業人を育成することを目指しています。
―――――杏林大学HPより　http://www.kyorin-u.ac.jp/

なぜ杏なのかというと、杏の種は肺や腸の働きを良くし、咳を抑えたりのどの痛みを和らげてくれる漢方としての働きがあったからとのこと。
いまでも杏の種は漢方の一つとして使われ続けているそうです。

とはいえ、この杏の種、あまりにも苦いのが悩みの種でした。（種だけに）
そこで、董奉さんは杏の種をつぶしたものに牛乳や砂糖を加えて食べやすくしたものをつくりました。

みなさんもうおわかりですね？
これが「杏仁豆腐」の始まりです。

いまも昔も患者さんのために様々な工夫を凝らしてくださる医療従事者のみなさま、本当にいつもありがとうございます。