こんにちは。
東進多摩センター駅前校校舎長兼志學舎多摩センター教室副教室長の福岡広徳です。

前回からの続き・・・

公募制推薦は、大学が求める出願条件に合致すれば、どの高校からでも出願することができる。

大学・学部ごとに出願資格が異なるので、自分が出願資格を満たしているかどうか、募集要項で必ず確認しよう。

出願資格は主に、高1 から高3 の1学期までの成績（学習成績の状況（評定平均値））、出席日数、部活動・生徒会活動、資格（英検など）、ボランティアなどの実績などである。

通常、国公立大学では学習成績の状況（評定平均値）4.0以上や学習成績概評Aが要求されていることが多い。

私立大学では学習成績の状況（評定平均値）3.5以上、学習成績概評B以上としているところが多いが、難関私立大学では国公立大学と同様の基準となっている場合もある。

選考は、志望理由書や調査書、推薦書などの書類審査と、面接試験、小論文試
験などによるものが多い。国公立大学の学校推薦型選抜は基本的に公募制のみで、
私立大学に比べて募集人員も少ない。

2021年度入試で、共通テストを課した国公立大学は98大学（全体の56.3％）であった。

また、公募制推薦には地域枠推薦やスポーツ推薦などさまざまな種類がある。

医学部医学科では、地方の医師不足緩和のため、卒業後に一定期間地元の医療に従事する等の条件で、地域枠推薦が実施されている大学もある。

スポーツ推薦では、実技試験が課される場合が多い。

なお、自己推薦を実施する大学もあるが、校長の推薦を必要としないものであるため、厳密には学校推薦型選抜には含まれない。