こんにちは。志學舎みなみ野教室の蓮池です。

本日は「面白くて不思議な生き物を紹介する」第４弾をやりたいと思います！
さて、早速動物ですが、今日はアマガエルモドキというカエルを紹介します！

皆さんは当たり前の様に、体や服が透けるのは恥ずかしい、意味がわからない！と思うでしょう。
それが正しい反応です。しかし、自然界には体がスケスケな生き物が多くいて、なかでも今回紹介する小さなカエル、アマガエルモドキはびっくりするほど体が透けているのです。

元来カエルは敵から身を守る武器を持たないため、自然界では捕食の対象となりがちです。
そのため、カエル達は毒を体の中に溜めたり、葉や砂など生息場所に体の色を似せて敵の目をごまかす保護色と言われるものに体を擬態させたりなどして、自分たちの身も守ってきました。

そして今回のアマガエルモドキの場合は、体を消すという戦術を使うことにしたのです。
その体は透き通っていて、内臓が丸見えとなっています。
さらには体の中で最も重要な器官である心臓の鼓動さえわかってしまうほどです。
僕達からしたら、鏡などで自分の体を見ると内臓や心臓が見えていると言うことです。想像しただけでもなかなか恐怖ですね…。

では透明な体は何がいいの？と思われると思います。
確かに体の色がその場所の色に変化する方が強いんじゃないか、と思ったりするかもしれません。
しかし透明と言うのはとても強く、そもそも色がないためどんな色や模様の植物や場所に溶け込むことができるのです。しかも、透明であれば光も貫通してしまうのでほとんど影ができません。

内臓はしっかりと見えているので少し大袈裟かもしれませんが、言うなれば透明マントを羽織っている様な状況と言う事です。
そう考えてみると怖いいもちを通り越してなんだか羨ましい気持ちになりませんか。（笑）
この色の効果などについては卵を守る時など他にも色々な場面で効果を発揮しているので興味を持った方はぜひ調べてみて下さい。
また、自然界には透明な生き物がほかにもたくさん暮らしています。そう言ったものにも興味を持った皆さんも色々と調べてみて下さい！