こんにちは！志學舎みなみ野教室の髙橋です。

みなさんは、学校や塾の授業でノートなどに記入する際に何の文房具を使用していますか？
小学生は「鉛筆」、中学生は「シャープペンシル」と答える人が多いと思います。
中には、「ボールペン」と答える人もいるかもしれませんね。
ですが、今鉛筆を使ってない人も小学生の時は鉛筆を使っていませんでしたか？
小学校の先生に「シャープペンシルを使ってはいけません。鉛筆を使って文字を書きなさい。」と言われたことがあると思います。

さて、なぜ小学校ではシャープペンシルを使ってはいけないのでしょうか。
そして、なぜ鉛筆で書くことが推奨されているのでしょうか。
この２点と、今後、生徒の皆さんがいつ鉛筆を使うタイミングが来るのか語っていこうと思います！

小学校がシャーペンの使用を禁止し、鉛筆を推奨する理由は何個かありますが、大きく２つの理由を取り上げようと思います。

１つ目は「筆圧」です。シャープペンシルは常に芯が尖っており、ペン本体に重量があるので強く力を入れなくても文字が書けてしまいます。
それがシャープペンシルのいいところなのですが、子どものころに筆圧を強く書くということをしなかった場合、文字を濃く書くことができなくなってしまいます。
また、鉛筆は力の入れ具合で字の太さや濃さがことなるので、字のトメ、ハライ、ハネの表現がしやすく、仮名文字や漢字を正確に覚えることができます。
確かに、シャープペンシルだと太さや濃さの違いを表現するのは難しいですよね・・・

２つ目は「シャープペンシルの管理」です。
シャープペンシルはたくさんの部品からできており、芯を交換する際などに部品を落としてしまい、紛失する可能性が小学生は高いからです。
また、興味本位で分解してしまい紛失することもあると思います。
鉛筆に比べてシャープペンシルは管理が大変であることが原因になっています。
他にも理由はありますが、このような理由から小学校では鉛筆が推奨されています。

さて、私からも皆さんに鉛筆の良さを伝えたいと思います。

鉛筆の利点は、「マークがしやすい」ということです！
先月、全国統一中学生テストがあり、その回答形式がマーク式でしたね。
指定欄を塗りつぶす形式なので、シャープペンシルだと塗るのが大変だったと思います。
そんなときはぜひ鉛筆を使ってください！鉛筆だと簡単に濃く、太く書けるのでマークがしやすいです。実際に公立高校の入試問題では一部問題がマーク式になっています。（少し先の話をすると、大学受験ではマーク式の試験が多いです。）
より正確に、早くマークするためにも、マーク式試験にはぜひ鉛筆を持って行ってください！！