こんにちは。
東進多摩センター駅前校校舎長兼志學舎多摩センター教室副教室長の福岡広徳です。

前回から続き

 
（３）大学での学生生活にかかる費用

 
大学生生活に必要な経費としては、前述の学費や教科書代等だけでなくさまざまなものがある。

 
学費は自宅生でも１人暮らしでもあまり変わらない。

 
しかし、生活費については、１人暮らしの学生は自宅生と比べ、国立大学では約2.7倍、公立大学、私立大学では約2.5倍の費用がかかっている。

 
一方、収入に関しては、家庭からの給付（仕送り）が大半を占め、そのほかに奨学金やアルバイト収入で学費・生活費をまかなっていることが分かる。

 
1986年以降の首都圏の私立大学の学生の仕送りの月額をまとめたものだが、住居費の占める割合が高く、奨学金やアルバイトによる収入がなければ生活が成り立たないことがわかる。

 
特に昨今の、コロナ禍によって、アルバイトができない学生が増えており、生活はより一層厳しくなっている。

 
コロナの影響を受け、学業継続が困難な学生の支援策として、文科省では「新型コロナの影響を受けた学生等の経済支援」としてさまざまな支援制度をホームページに取りまとめているほか、全国大学生活協同組合連合会では、学生アルバイトも「休業支援金」が申請できることを呼び掛けている。

続く