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一日でまわるもんじゃなかった
こんにちは、志學舎豊田教室の土井です。
漢字検定が近いです、が……勉強が、できて、ない。
でも、前売り券を買ってしまった展示も、見に行かないともったいない。
ということで、検定直前に遊びにプラプラ行くよりは、今行っておくほうがいいんじゃないか…ということで江戸東京博物館に行ってきました。
去年の秋くらいにも同じような角度で写真を撮った記憶が…。
そして植え込みに黄色い花めっちゃ咲いてる!と思って近づいたら葉でした、なんやねんこの人。
なんとなく良い香りがしたので「月桂樹?」と思ったのですが、オウゴンモチノキなる品種のようです。
またひとつ賢くなった。
さて、今回訪れたのは…
江戸東京で6月20日まで開催されている「冨嶽三十六景への挑戦~北斎と広重~」展です。
入ってすぐにコレですよ、本当テンション上がりますわ。
壁三面が絵になっていて、橋の下をくぐることができます。
船に乗って進んでいる感じを、疑似体験できます。
今回面白いなぁと思ったのが、所有印。
不思議なことに江戸東京博物館が持っている冨嶽三十六景は、謎のハンコが押してあって、その文字が未解読だそうです。
しかも通称:裏富士(土井がちまちまブログで描いているやつです)にはハンコがない不思議。
上の作品にも、題名の下にポンとハンコが押してあります。
版画なので構図そのものは変わらないのですが、額縁への収め方や、やっぱり保存状態による色の落ち具合、そして微妙な色の違いなんかがあって面白いです。
「作品なんてネットで調べれば出てくるじゃん」という人はぜひぜひ現物見て下さい。
胡粉や雲母かなにかを使用した作品は角度をかえるとキラキラします(いわゆるラメですね)。
上にあげている作品は「空刷り」という技法を使っているので、白い部分も波の形が浮き上がって見えているのです。
写真では見えませんが、現物ではしっかりと見えます。
こういうのは実物を見ないとなかなか図録や画面上ではわからない。
奥深さを感じます。
ミニチュアによる北斎の家の再現。
これ、北斎美術館の蝋人形で再現されている実物大の部屋と、北斎のポーズ・娘の持ち物とか部屋の散らかり具合とかまんま一緒やん…と思ったらお弟子さんの文献をもとに再現しているとのことでした。
大本のデータが一緒であれば、そりゃ似るわな。
「うひょー、かっこいいぜ!」なんて調子に乗って写真撮ったら非常口マークが映り込んでしまった…。
これはこれで、作品としては面白いかもしれませんが…。
ちなみにこれは紺屋町ですね、今も地名が残っていますが、ずいぶんなビル街になってしまっています。
博物館内のカフェやレストランが以前と違うものになっていました。
コーヒーをいただいてから、すぐ近くにある横網公園内の東京都復興記念館を訪れました。
小さな古い建物なのですが、中身が濃厚でした。
東京のうちでも、町人が身を寄せ合って暮らしていた通称:下町は、木造住宅の密集エリアでした。
そんな地域の街並みが大きく変わった契機が、江戸の三大大火、そして関東大震災と東京大空襲です。
大きな災害や戦災に巻き込まれる度に区画整理が行われ、東京の街並みの近代化が進むという時代の流れを見ることができますが…(上の写真でも「土地区画整理」について書かれています…「公益上ご辛抱を願います…」)
展示が重いので空気も重い、なんというか一日でヒョイヒョイ見るものではなかった…。
受け入れられる情報量をオーバーしてしまったので、本当に疲れました。
本当はこの記念館の建物自体も保存・修理されたりして面白いのですが…(伊藤忠太の謎のモンスターとか、かわいいです。なんで風化しやすい素材で作ってしまったんだろう)
「自動車の仕事を邪魔しないように!!!自動車は全力を挙げて罹災民(りさいみん:災害にあった人)の救護、食料飲用水等の運搬のために働いているのだからその仕事を邪魔しないように」
怒涛のビックリマーク三連続。
なんというか昔の人たちって「なんだなんだ?」と思ったところに容赦なく集まって野次馬しちゃうイメージがあって、それを想像するとちょっと面白い。
仕事を邪魔するくらい見物しちゃったのだろうか、我先にと群がってしまったのか。
本当は北斎美術館も寄り道したかったのですが、体力的にやめました。
魅力的なものが多すぎて困りますね、墨田区。
墨田区含め、台東区など戦災を逃れて昔の木造住宅密集地の雰囲気が残っている地点がいくつかあります。
地形図をもってそういう場所を巡るのも非常に面白いです。
そうそう、去年からちょこちょこ訪れている墨田区と、隣接する江東区は「SDGs未来都市」に選ばれた、ということで土井の中での注目度がぐんぐん上昇しています。
隅田川沿いフィーバーですね!
ちなみに墨田区は「自治体SDGsモデル事業」も、というダブル選定なのですごいっす。
こういうものをきっかけに大きく景観や暮らしやすさ、住民の意識が変わるものなので、長期プランも含めてどんなことが行われるのかを見ていきたいと思います。
時代の変わり目の中にいるんだと思うとワクワクしますねぇ~。
志學舎豊田教室では、豊田エリアに貢献できる塾として生徒一人ひとりに向き合い、生徒の自学自習の力を伸ばしていきます。資料請求・説明会・体験授業のお問い合わせ・お申し込みは、メール・電話・HPからお願いいたします。
[開設コース:中学受験部(小学生)/高校受験部(中学生)/進学個別アイウィル] 志學舎 豊田教室 教室長 西尾宣昭
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