高校部(東進)
大学入試に関するお金のあれこれ⑥
こんにちは。
東進多摩センター駅前校校舎長兼志學舎多摩センター教室副教室長の福岡広徳です。
(1)給付型奨学金
前述したように、奨学金として受け取れるお金には大きく分けて「給付型」と「貸与型」がある。
給付型は原則として返す必要のない奨学金で、卒業後に返還に追われる心配はないが、募集人員は少なく、家庭の経済状況や高校での学業成績などの条件が厳しい。
2019年度には、12,321人が採用された。
また、2020年4月から新制度「高等教育の修学支援制度」が始まった。
この制度では「①世帯収入や資産の要件を満たしていること(住民税非課税世帯及びそれに準ずる世帯)」や「②進学先で学ぶ意欲がある学生であること(成績だけで判断せず、レポートなどで学ぶ意欲を確認)」が対象である。
授業料と入学金の免除・減額を受けることができるほか、生活費として給付型奨学金が支給される。
支給額は世帯収入や通う大学が国公立大学か私立大学かによって変動し、自宅通学か自宅外通学(寮や下宿)によっても変化する。
まずはJASSOや文部科学省のホームページで確認してみよう。
自分がこれらの制度の対象となっているかどうかは、JASSO「進学資金シミュレーター」を使って確認することができる。
これはJASSOのホームページから直接行うか、スマートフォンアプリから利用できる。
2021年4月~本人学校に必要書類を提出。
インターネットで申し込む。
また、マイナンバー(本人分・保護者分)をJASSOに提出する。
10月ごろJASSO支援対象に確定すると通知が届く。
JASSOから給付型奨学金の支援対象として認められれば、進学後に別途申し込むことで、大学等の授業料・入学金の支援も受けられる。
2022年4月本人支援の対象校に入学後、インターネットで進学届を提出する。
授業料・入学金の減免は進学先の学校へ申し込む。
奨学金の最初の振込は、4月または5月である。
授業料・入学金も減免される。
新制度の支給対象となるには、家計基準に加えて学力の基準をクリアする必要がある。
基本的な基準は「高等学校等の指導要録における各教科、科目等の評定の平均(2021年度入試からは「学習成績の状況」)が3.5以上であること。」であるが、この基準を満たさない場合でも、「将来、社会で自立し、及び活躍する目標をもって、進学しようとする大学等における学修意欲を有すること」が認められれば支給対象となることができる。
なお、新制度の支給対象となった場合、大学に入学後も一定以上の成績を収め続けることが求められており、やむを得ない事情なしに修業年限(通常4年)での卒業ができないことが確定したり、出席率が5割以下になる、などといった場合は支援が打ち切られる。
なお、大学に対しても新制度の対象となるための基準があり、対象外の大学に進学した場合は新制度の支援を受けることはできない。
対象大学のリストは文部科学省のホームページで『高等教育の修学支援新制度の対象機関リスト(全機関要件確認者の公表情報とりまとめ)』として公表されている。
続く
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