高校部(東進)
新書のすゝめ
こんにちは、東進衛星予備校日野豊田校の細川です。
今回はタイトルの通り”新書”の薦めをさせて貰えればと思います。
新書とは抑々何かと申しますと、名前だけ見ればここ数年の内に出版された比較的新しい本の総称かのように思われますがそうではありません。あくまでも本のサイズの”新書判”というもの(105×173mm)の形をとった本のことを指し、1970年代に刊行されようが昨日刊行されようが新書であることに変わりません。
次にその内容ですが、形のみ同一で本によって内容もコンセプトもバラバラ、ということでもありません。勿論本によって扱う分野は違い政治経済・歴史・国際関係・宇宙工学・医療・植物学など多岐にわたるわけですが、大学で学ぶような各学問分野の専門科目への入り口として位置づけられているのがその特徴です。当たり前ですがいきなり各科目の専門用語ばかり並べられても何のことだか分からない(いきなりエージェンシー・スラックとかペルソナ・ノン・グラータとかいかにも専門科目ばかり言われても分かる筈もない)ので、その入口として抑々各学問分野は何を研究するものなのか、具体的にどのような中身から構成されているのか、現時点で有名な学説や未解決の問題は何なのかといったことを学ぶべく新書を手に取る人が多いように思われます。
そのためタイトルは仰々しくてもいざ読み始めてみれば特段苦労することなく読了できた、ということも屡々。大学入試を終えて入学までの空いた期間や大学で専門科目を学び始める前の段階などのタイミングで、興味関心がありそうなものを店頭で選んでみると良いでしょう。
最後に新書の個人的おすすめレーベルを紹介しておきましょう。様々な会社が新書を出版しているわけですが、私が特に好んで購入させて頂いている出版社さんを三社ほど紹介させて貰います。
中公新書…私の新書との出会いのレーベルです(因みに『認知症 -専門医が語る診断・医療・ケア-』。尚認知症界隈では最近根本治療が可能な薬の治験が始まっているので、2010年刊行の本書の内容と現状は少し違います。この本を仮に読む方が居ればその点ご留意下さい)。緑の表紙が特徴的。政治経済系統の本が多いですし(勿論上述のように理系分野もあり)、学術性もかなり高い上読みやすいので文系学生の方にはオススメです。
岩波新書…赤の表紙が特徴的。創刊1938年と新書界隈の泰斗と言っても良いでしょう。
新書の中でも特定の専門知識を得たい人に刺さるものが多いようで、その分初学者には少し荷が重くなるかも知れませんが、ある程度自信がある分野であればとても素晴らしい読書経験になるでしょう(このレーベルで印象的なのは『医の希望』ですかね)。
ちくま新書…クリーム色のような表紙が特徴的。上記二者は学術界でもかなり名の知れた人が著者であるケースが多いですが、ちくま新書の場合は活動家の方や民間企業で何かされている方など執筆者の幅が広く、よりストリートレベルで物事が把握しやすいと言えるでしょう(このレーベルだと面白かったのは『イスラーム思想を読みとく』ですかね)。
以上簡易な紹介にはなりましたが、皆さんご自身で書店やWebストアで色々物色してみて面白そうなのから取っ掛かってみると新たな学びを得られると思います。閲覧誠に有難うございました。
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