こんにちは、志學舎多摩センター教室の藤堂です。

つい先日、全国統一小学生テストが終わりましたが、私はその小学１年生担当だったんですね。
いやはや、大変でした（笑）

普段教えているのは一番小さい子で小学４年生なのですが、まずテストという形式そのものに慣れてない子が多いんですよね、１年生だと。
普通のテストというものに触れた経験が少ないにも拘らず、”問題用紙”と”解答用紙”が別個であるということに“一つ目の障壁”があるわけです。

テスト開始前に、
「自分の答えを書く紙はこっちだよー」
と何度も説明をする訳ですが、本番になると、問題用紙に答えを書く子がちらほら出てくるわけです。
都度、「答えを書くのは解答用紙だからね〜」と言って回るわけです。

二つ目の障壁として、「ページを進めて次の問題を解く」ということが出来ない子がいました。
多分今まで経験したテスト(経験したこともないのかもしれません)では、一枚の紙を解くだけなので、「次のページに進む」という発想に至らないのでしょう。
「１ページ終えるとボーッと座っている」みたいな子がいたりして、「ページをめくると次の問題があるよー」など話しました。

三つ目の障壁として、(1),①などの記号の合致が難しいというものがありました。
これが一番大変で、そもそも(1)と①って大問(1)の①ということなんですが、どうやらこの記号の一致性になかなか気づけないんですよね。
たとえば、難しい問題があったから飛ばして(2)の①を解いているのに、答えを(1)の①に書いてしまったり、どこに書けば良いのか分からなかったり、ということです。
これも答えるべき場所を分かるように教えるのがとても大変でした。

彼らが成長するにつれてこういった形式のテストには触れるようになってくるので、案外彼らが一番経験になったのは、そういうテスト形式に少しでも慣れたことなんじゃないかな、なんてことを思いました。

さて、今日も一日がんばりましょう！