こんにちは。
東進日野豊田校の吉田です。

先日、女子サッカー、通称「なでしこジャパン」の東京オリンピックメンバーが発表されたという記事を書かせてもらいました。

東京オリンピック代表選手

女子に続いて、男子も発表されました。
男子は女子と違いとして、まず、年齢という制限があります。
オリンピック本大会時点で23歳以下の選手が参加することができます。
（厳密にいえば、五輪前年の12月31日時点で23歳未満の選手）
今年の東京オリンピックの場合は１年延期されているので24歳以下となっています。

これは1992年のバルセロナオリンピックから実装されるのですが、理由としてワールドカップと差別化を図るためです。後から始まったワールドカップの方がなぜか格式が高くなり、ワールドカップの威厳を守りたい側とオリンピックの集客を図りたい側との衝突からこのような制限が生まれました。

次に最大３人までオーバーエイジ枠（OA枠）というものが設けられています。
これは23歳を超えた年齢の選手は３人まで入れてよいという制度で、入れても入れなくても問題ないのです。23歳を超えていて各国の代表や過去にオリンピックに出ている経験者を入れた方がオリンピックでの成績は良くなる可能性が高いので、各国OA枠を積極的に使っています。
OA枠という制度ができた理由として、23歳以下の大会と位置づけされたバルセロナオリンピックでの集客があまり良くなかったからです。
改めて23歳以下という制限をなくしたいと考えていましたが、それは却下されたので、代替案としてOA枠という制度で収まりました。

オリンピックの歴史の一部を話しましたが、ぜひこれから行われるオリンピックのことを調べてみても面白いかと思います。