こんにちは、多摩センター教室の藤堂です。

２０〜１５年前くらい、仄かに”UFOブーム“というものがあってテレビで頻繁に取り沙汰されていた記憶がある。

私は、【もしUFOという言葉の認知度が低ければ、そういった流行は見られなかっただろう】と考えている。
空に何だか分からない飛行物体を見て、
「なんだあれ不思議だ」
となったとき、きっと我々は、夜の猫の目が光るのと同じように、
「なんだかよく分からないけど、そういうこともあるのだろう」
という感想を抱くのみに落ち着く気がするのだ。

そしてこの感想は流行しにくいと考える。
夜に猫の目が光ることも、その理由が解明されてから浸透したと思っている。
「UFOを見た！！！」
という方が、何とも言えない感想を述べるよりキャッチーなので、口に出しやすく、自分にも他人にも印象に残りやすい。

私の中で、UFOというものは【UFOという言葉が浸透して、UFOでないものをその人にUFOと位置付けさせたケースが多い】と考えていた。
たとえば、その人にとって飛行機でもヘリコプターでもない単なる星でさえも、UFOという言葉に昇華させているというケースである。
これは、UFOという”言葉と情報の植え付け”によるものである。
浸透した曖昧性の高い言葉というのは、別の事実でさえもその言葉の定義に当て嵌めがちになるということである。
要は、よく分からないからUFOである、と。

この傾向に対しての見解を撤回するつもりはないが、最近UFOについてアメリカで進展があったらしい。
もしUFOが存在するのなら、面白いことが増えそうで何よりである。

さて、今日も一日がんばりましょう！