高校部(東進)
ダイナミックプライシングの鉄道への導入
こんにちは、東進衛星予備校日野豊田校の細川です。
今回は(も?) タイトルの通り、ダイナミックプライシングという試みを鉄道事業に導入する課題と希望を述べようと思います。
まず、ダイナミックプライシングという言葉をご存知でしょうか?
例えばホテルとか航空券の事例が有名ですが、そのような事業は往々にして繁忙期と閑散期がある訳です。それこそオリンピック(コロナとか関係なく通常どおり開催されるオリンピックを念頭に置いて)が行われれば観客や選手が宿泊のためにホテルを大量に使いますが、特別大きなイベントが無い平日などはホテルが混雑してどの部屋も取れないという事態にはあまりならない筈です。であれば、繁忙期は値段を上げて閑散期は値段を下げることで、需要の変動によって経営が行き詰まることを防ごうと考える。これが、ダイナミックプライシングの原理です。
野球などの興業にも応用されており、平日のナイターは安いもののイベントが伴う休日のデーゲームは高くなることである程度の集客を全般的に可能にする策が取られています。平日は安いので「行ってみるか」という思いが惹起されますし、休日は休日で「多少高くても行くか」という帰結になる。至極合理的なわけです。問題はこれを鉄道事業に当てはめるとなったとき、そう易々と横滑りさせられるのかという話。
鉄道事業において繁忙期と閑散期があるのはご承知の通り。通勤・通学ラッシュの恐ろしさたるや、コロナ禍の影響で多少なりとも緩和されているかも分かりませんが、それにしても相当のものがあります(実際に乗車してみれば分かります)。ですので、値段を上げ下げする必要性は検討されて然るべき。とは言え…ここに、1つ大変大きな障壁があるのです。
それは、「値段上げたところで利用者がさほど減らない場合、ただただ負担だけ大きくなるという帰結を生む」ということ。
野球は娯楽として単純にスポーツを楽しめる・ホテルは個室でくつろげるという+要素がそれなりにあるので値段が高くなっても良いか…と割り切れるのでしょう。ところが鉄道の場合、通勤通学それ自体(即ち労働,学業)が+の要素たり得ているかという問題がある。加えて、ホテルや航空業、野球の場合パーソナルスペースが出費により確保できるのに対して鉄道は切符買ったからといって座席に座れることが確約できない(若しくは立つ羽目になったにしても、ある程度余裕を持って立てるだけのスペースが確保される訳ではない)ため負担は何にしても変わらない、ということになってしまう。こう考えると、先例のように上手くいくかは不透明と言わざるを得ません。今後の国交省の方針を待ちたいです。
今回は以上になります、閲覧誠に有難うございました。
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