高校部(東進)
第1回読書感想文コンクール
[志學舎タイムズ7月号連動記事]
第1回読書感想文コンクールが実施されました。
37名の小学生が感想文を書きあげてくれました。その中でも、特によく書けていた2人の感想文をご紹介します。
栄一の人生から学んだこと
南大沢教室 小6 Kくん
私が読んだ本は、「渋沢栄一伝 日本の未来を変えた男」だ。
この本を選んだのは、元々NHKの渋沢栄一のドラマを見ており、本を読んでもっと理解を深めようと思ったからだ。
「栄一伝」を読んでおどろいたのは、九二歳で亡くなるまで栄一はとても波乱万丈な人生を送ったことだ。藍球を製造し販売する農家に生まれ、尊王攘夷をかかげる志士となった。一橋家の家臣になり、主君・慶喜が将軍になると幕臣になった。ヨーロッパを視察し、帰国後明治政府の役人になった。実業家となって約五〇〇もの企業にかかわり、引退後は教育や福祉にお金を使い社会に貢献した。そんな中で、私が特に印象に残ったところが二つある。
まず一つ目は、栄一の強いリーダーシップだ。
明治六年(一八七三年)、栄一は明治政府の機関・大蔵省を辞め、民間で商売を始めることを決意した。すると栄一の自宅を役人がおとずれ、大蔵省にもどるよううながした。そんな役人を前に栄一は「日本の経済を発展させるには、民間の商売が上手くいかなければならない。私はその先頭に立つつもりだ。」と言った。私は、そんな栄一の志に強く感心した。そんな壮大なことを、私はやろうとする勇気もやりとげる自信もないと思ったからだ。私は代表委員会に所属しているので、これからは栄一のリーダーシップを見習って様々な取り組みに勇気を出してチャレンジし、学校の向上を目指していこうと思う。
二つ目は、よりよい日本を目指して社会に恩を返したことだ。
栄一は企業だけでなく、多くの社会・公共事業の団体にもかかわってきた。病人や老人、障害者などを保護する養老院、女子教育を行う東京女学館・日本女子大学校など、その数は約六〇〇にものぼるという。そんな栄一は「自分が成功したのは社会のおかげである。そう考えて社会に恩返しすれば、すなわち弱者の救済や公共のための事業に進んで尽くせば、社会はますます健全になる。」という考え方で社会に貢献してきた。私は、そんな考え方がいかにも栄一らしいと思った。栄一はこれまで多くの人に助けられ、支えられてきた。その人達に、いわば社会に恩返しする気持ちで教育や福祉に協力していこうという考えは、そんな栄一だからこそ持てるものだと感じたからだ。私も栄一ほどではないが、これまで多くの人の支えがあって育ってきた。これからは、支えてくれた人達に日ごろから感謝して過ごし、その人達のためになることを少しでも行っていこうと思う。
私だったら出来るかな?
豊田教室 小4 Oさん
津田梅子さんの伝記を読みました。梅子さんは、六才から家族とはなれてアメリカへ行き、勉強し、大人になって「学校をつくる」という夢をかなえました。
私だったら、六才から一人でアメリカに行けるでしょうか?行けないと思います。九才の私でも無理です。それは、家族とはなれるのがさみしいし、英語も話せないし、不安だからです。でも、梅子さんは、お父さんからの言葉から勇気をもらって決めました。
私だったら、学校をつくるというすごくて大きな夢を持つでしょうか?今は持っていません。いつかは持つかもしれませんが、今の夢はパティシエです。教育を変えるというような大きさはありませんが、大切な夢です。
私だったら、二回も留学するでしょうか?わかりません。梅子さんは、二度目の留学を決意しました。一つの目標のために、無理してがんばれるかな?と思います。
梅子さんのお父さんは「だれもしたことがないから、おもしろい」と言いました。でも、自分が初めてだと思うと、「やりたい!!」とは思いません。緊張するし、不安だからです。
梅子さんは、私とはちがいます。梅子さんはすごいと思います。梅子さんは、小さなころの大きな夢をかなえるため、何があってもあきらめませんでした。私は、梅子さんとはちがうけれど、あきらめなければ夢はかなうと分かりました。私も梅子さんみたいに、夢をあきらめない気持ちを持ちたいです。
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