高校部(東進)
[東進]入試問題にチャレンジ
[東進タイムズ8月号連動記事]
今月は少し変わった【芝浦工業大学・システム理工学部】の入試問題を紹介します。芝浦の過去問を解いたことのある人はわかると思うのですが、ユーモラスな問題が非常に多いです。
電気ウナギの発電細胞を、たくさんの電池が並んだ発電器官とみなし、他の魚が気絶する際の電圧と電流を求めなさいという問題が2020年の全学統一日程の物理の大問で出ました。
そちらも非常に解いていて面白い問題なので、ぜひ挑戦していただきたいのですが、今回は2020年前期の電子情報システム学科・生命科学科の化学から出題したいと思います。
【問題】Aに当てはまる人物の肖像画を答えよ。
入試本番でこの問題を解いた筆者は非常に驚きました。化学者の肖像画を問う問題はかなり珍しく、見たことのない受験生がほとんどだと思います。しかも高校での定期テストや大学入試対策で化学者の肖像画を覚える問題や機会はほぼないに等しいです。
この問題は知識問題ではありますが、研究者の出没年と研究の行われた国が記載されているため、そこから選択肢を狭めることが可能です。
水素と窒素からアンモニアを合成する方法(工業的製法)はハーバー(・ボッシュ)法です。
このハーバー法、ドイツで開発されたということは化学選択の受験生なら覚えておきたいところ。よってAに当てはまる人物は(ウ)または(オ)の二択となります。
この二択をきちんと正解できるかどうかは、皆さんの知識次第です。
ちなみに正解のフリッツ・ハーバーは(オ)の人物になります。
Cの答えでもある(ウ)の人物はヴィルヘルム・オストワルト(a)です。
「こんな写真、見たことない!」って思った方は自分の教科書を見てみてください。
ハーバーはノーベル化学賞受賞者なので、載っているはずです。(資料集にも載っていました。)
なぜこのような問題を芝浦工業大学は出したのか。それは教科書の内容をちゃんと読んでいるかどうか、化学を勉強している学生としてノーベル賞受賞者ぐらいは分かっていて欲しいという大学のメッセージではないのかなと、私は感じました。
まだまだ皆さんは知識を増やし、学力を上げることが出来ます。
ぜひ色々な問題にチャレンジして、知識を深めていきましょう!
次号の入試問題もお楽しみに!
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