ブログ
白黒映画のススメ
こんにちは!志學舎みなみ野教室の山村です。
突然ですが、皆さんは映画を見ますか?私はそこそこ映画が好きなので、気が向いた時に見ています。今のご時世、映画館には行きにくくなってしましたが、アマ○ラやネ○フリのように映画を配信してくれるサービスが数多くあり、自宅で手軽に映画を見れますね。
特にア○プラの方では、昔の映画(本当に昔で、古いものでは100年くらい前のものも!)が見れたりして、とても面白いです。私が映画を見るようになった時代は、当然映像は色彩豊かでデジタル処理の施されたものが主流でしたが、当時の白黒のアナログ映画というのも乙なものです。今回はそんな白黒時代の映画の魅力を二つに絞って紹介したいと思います。
まず一つ目は、白黒ならではの大胆な演出です。細部まで明確に鮮やかに描写できる今の映画と異なり、白黒映画では細かいところまでフィルムに残すことが難しかったそうです。そのため、見ている人にインパクトを与えるような演出を施すことでその穴を埋めていたそうです。
この演出は無声映画(文字通り音が全く流れない)時代の作品などでは特に際立っています。細かい視覚的な演出に加えて聴覚的な表現も難しいということを逆手にとって、限られた手段の中でいかにして優れた作品を残すか、という先人の創意工夫が見られます。
もう一つの魅力は、めちゃくちゃなストーリー展開です。これは物語が破綻していて筋が通っていない、ということを言っているのではなく、当時の価値観と今の価値観が異なることから生まれてしまうズレについての言及です。
例として私が特に印象に残っている「キングコング」を挙げたいと思います。ストーリーとしては、幻の巨大生物を追い求めて世界の果ての島にアメリカ人が乗り込んだところ、同行していた女性が攫われてしまう、という流れです。ここで注目すべきことは、その攫われた女性は白人的な特徴を持っていて、英語も話せない原住民も、その原住民としか関わりを持たなかったキングコングもその女性を無条件で美しい、と認めていることです。文化ごとに美しさについての基準が異なるという事実を無視して、アメリカ人的な価値観を原住民や怪獣にも持たせている、ということです。ここに、いわゆる「オリエンタリズム」という、欧米文化を偉いものとして、逆にその他の文明を下に見る価値観が表れています。そのようなことがたくさんあるからこそ、昔の映画は面白いです。
以上、白黒映画の魅力についてご紹介しました。昔の洋画を字幕で見るだけでも、意外と英語のリスニングの練習になったりするので、皆さんも勉強の息抜きにでもいかがですか?
志學舎みなみ野教室では、みなみ野エリアに貢献できる塾として生徒一人ひとりに向き合い、生徒の自学自習の力を伸ばしていきます。資料請求・説明会・体験授業のお問い合わせ・お申し込みは、メール・電話・HPからお願いいたします。
[開設コース:進学個別アイウィル(小学生キャプテンコース・中学受験「四谷コース」・高校受験部(中学部))] 志學舎 みなみ野教室 教室長 阿部成明
〒192-0916 東京都八王子市みなみ野1-7フレスポ八王子みなみ野2F instagram → https://www.instagram.com/sgs_minamino/ [公式]志學舎Youtubeチャンネルもよろしく! |
9/1より2学期スタート!!
志學舎ではSNSで情報発信中!ブックマーク登録、チャンネル登録をお願いします!
人気ブログランキング
↑受験カテゴリー1位!応援クリックよろしく!
にほんブログ村
↑こちらも頑張ってます!応援クリックよろしく!