こんにちは！東進日野豊田校の倉田です。

この季節になると、受験生は学校の模試や東進の模試、それに加えて第一志望校の判定に特化した模試などなど、模試を受験する機会が増えてくると思います。そこで今回は、模試が増えてくるこの時期に受験生に意識しておいてほしい事を書いていこうと思います。
言いたいことを端的に言ってしまえば、「模試に忙殺されてはいけない。」という事です。

模試を沢山受験している受験生、「各種模試を受ける意味」明確に言えますでしょうか？
多くの人が、「用意されているから」受験しているだけになっていませんか？
もしその模試が参加自由であったとしても自発的に申し込もうとするような価値を感じる模試ですか？

こういったことを考えずに、ただ「用意されているから」という理由で毎週のように模試を受験し、忙殺されてしまう受験生が少なくないように感じます。
例を挙げます。世界史の通史学習が全然終わっていないのにも関わらず毎週模試を受ける行為に意味を見出せますでしょうか。恐らく受験している６０分間、ほとんど時間が余ってしまい暇でしょうし、当てずっぽうでマークを付けますよね。その復習の際にもそもそも基本的な事項が頭に入っていないので復習効率が悪くなってしまいます。
「模試を受けてしっかり復習をすれば成績は伸びる」といったあながち間違ってはいないと思います。しかし、基礎が固まっていないのにも関わらず、模試を受け続けることは非常に非効率です。模試にかかる時間はかなり長いですからね。模試は「自分の実力が通用するか試す試験」であって運ゲームをする場所ではありません。
もしあなたが今、模試に忙殺されてしまっていて伸びないと感じているのならばいっその事受ける模試を減らしてみてはいかがでしょうか？結局の所、自分の実力をつけるものは暗記であったりする事が少なくありません。

是非とも自分が必要な勉強をできるよう時間を作り出す工夫をしてみてください！