こんにちは。
東進多摩センター駅前校校舎長兼志學舎多摩センター教室副教室長の福岡広徳です。

■企業規模・業種別就職状況

直近の就職状況を従業員規模別の求人状況から見てみます。

従業員数1,000人以上の企業の求人倍率は、2022年3月卒0.68倍となり、前年から0.25ポイント減少しました。従業員数1,000人未満の企業の求人倍率は2018年3月卒から約3倍を保っていたが、2021年3月卒では1.94倍にまで減少し、2022年3月卒では若干持ち直し、2.55倍となりました。

2022年3月卒の求人総数は従業員数1,000人未満の企業では504,500人で、前年より8,800人減少。一方、従業員数1,000人以上の大手企業の求人総数は、前年から2,200人増加し、171,900人となりました。

2022年3月卒の就職希望者数をみると、従業員数1,000人未満の企業では197,800人となり、前年から66,200人の減少となっています。従業員数1,000人以上の企業では、前年から69,100人の増加となりました。

新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済の先行き不透明感が就職希望者の安全志向を強め、従業員数1,000人以上の企業への就職希望者が増加しました。

業種別の求人倍率をみると、2022年3月卒では建設業が前年比0.39ポイント増加し6.40倍、製造業が前年比0.11ポイント増加し1.71倍、流通業が前年比0.84ポイント増加し8.12倍と増加した。金融業とサービス・情報業はいずれも減少しています。

総数と就職希望者数が前年比で増加したのは、建設業です。一方で、求人数、希望者数どちらも減少したのは、製造業と流通業である。

続く

↑お知らせ

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