コラム
日本の紅葉は〇〇〇
ある山の達人から聞いたお話。
日本の赤、オレンジ、茶、黄など色とりどりの紅葉は世界的にも珍しく、まるで奇跡だ。と。
紅葉(あるいは黄葉)するのは主として落葉広葉樹。
ブナ、ナラ、クヌギ、ダケカンバ、シラカバ、カエデ、トチノキ、ケヤキetc.
この落葉広葉樹が存在するのは日本や東アジア、ヨーロッパの一部や北アメリカ東部などに限られていて、中でも、日本にある落葉広葉樹の種類は20以上に及び、10程度しかない欧米と比べてもかなり多種。
かつ、日本は周りを海に囲まれて、適度な水分に恵まれている。そして、冬の厳しさに備えて葉を落とす前の秋は、日中晴れることが多く、また、朝晩はかなり冷える。この「適度な水分」と日中の「日差し」、「寒暖差」は紅葉するための必要不可欠な要素。
美しい紅葉が見られる重要な地理的・気候的要件がこれだけ揃っているのは日本だけ、日本の紅葉は世界一、といっても過言ではない、と。
コロナ禍以前には、世界中から日本の紅葉を見るためにたくさんの観光客が訪問していたのも、それだけの価値があると世界の人々にも認められているからと言えましょう。
私たち日本人にとっては当たり前の色鮮やかな紅葉の風景も、世界的にはとても珍しい貴重なものなのです。奇跡に感謝。
他方で、一年中、緑色の葉を落とさないのが、スギやマツなど葉が針のように細長く尖った「針葉樹」。雪が降り積もっても葉を落とすことなく、雪深い山の中でも、雪の中にそのまま埋もれて厳しい冬を過ごします。しかし、日本固有の針葉樹で唯一、色が変わって葉を落とすものがあります。それは何でしょう?(次回に続く)
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