こんにちは！東進日野豊田校の倉田です。

本日も、受験生に向けた記事を書いていこうと思います。
今日のテーマは、メンタルについてです。

元々、受験生時代の私はメンタルが強い方ではなく、かなり繊細で不安を感じやすい性格でした。というか、そもそも大半の受験生はメンタルが強くないと思っています。事あるごとに緊張と不安に押しつぶされそうになりながらも、必死に前に進むのが受験生の姿だと思います。しかしながら、日頃の集中力や本番実力を出し切れるかにはメンタルがかなり関わってきます。第一志望校に対して「これはキツイな」と考えている受験生と「まあ行けるっしょ」と考えている受験生では本番のパフォーマンスに差が出ます。ですから、少しでもメンタルが良好な状態で日々を過ごし、本番を迎えるのが望ましいと考えられます。

僕の中では、「基本的に受験生活においてメンタル強くなるのは不可能では？」という結論が出ています。メンタルが強くなるのは、緊張がピークに達する試験などの経験を積んだり、あらゆる修羅場を乗り越えたりするなどの経験の結果です。模試や滑り止めの入試ではそういった緊張感は感じられませんから、実質的に第一志望校（群）の時に初めて人生で一番の緊張に襲われるわけです。だとすれば、我々受験生のするべき事は決して「メンタルを鍛えようとする」事ではなく、「志望校に対しての余裕」を作り出すことです。勉強によって。

具体的に僕がオススメするのは、「志望校の合格点を自分で設定する事」です。過去問題集には「合格最低点」が書かれており、受験生はこの点数を目指して勉強に励んでいますが、それではメンタルの安定は来ません。例えば僕の受験した第一志望校では400点中240点ほどが合格最低点でした。しかしそこでもし、合格点の240点を取れたとして、果たして嬉しいですか？確かにそのパフォーマンスを本番で出されば合格出来る訳ですが、一点分でもミスした瞬間不合格になりますよね。メンタルの弱い僕には不安で仕方がありません。ですので、是非自分で目標点を設定しちゃってください。僕の場合は、400中320を合格点に設定して日々の学習に励んでいました。ひたすらに毎日この320点を本気で目指していたためかなりの実力で本番を迎えることが出来、かなりメンタルには余裕が出来ていたように思います。
メンタルを病んでいる人は「視座が低い」事が往々にしてあります。もう合格最低点超えるか超えないかのギリギリのとこで争うの、やめにしませんか？受験者の上位5%に入る、そんな気持ちで日々の学習に取り組めば、実力も精神状態も、見違えるほどに変ってくると思いますよ。