こんにちは！東進日野豊田校の倉田です。

共通テスト本番が近づいてきており、受験生は緊張してきている事かと思います。皆様はきっとこれから、学校の先生や予備校の先生、お世話になった先輩、或いはインターネットを経由して有名人から、沢山の受験激励メッセージを貰うと思います。今回は、僕がこういった受験生へのメッセージに対して違和感を持っていた事、そして、受験生は不安とどのように付き合っていけばいいかについて、思っている事を書きたいと思います。長くなりますが、読んで頂ければ幸いです。

上に書いたような人達から皆様が受け取るメッセージは、きっと90%くらいは以下のような内容だと思います。
「頑張ってきた自分を信じて～」
「今までの努力を～」
といったものです。こういったメッセージをこれから5000万回ほど聞く事になると思いますが、正直なところ僕はこういったメッセージにずっと違和感を持っていました。それは、今までを振り返って自信がつく受験生など「ほとんどいない」と思っているからです。

某東大医学部卒の天才系ユーチューバーも言っていました。「不安になったら今までしてきた事を思い返して下さい。」と。ですが、こういったメッセージは受験生にネガティブな影響を与えないかと、僕はずっと思っています。そりゃあ「東大医学部なら100回受験して100回受かる」なんて自信満々に言えてしまう彼のような人物なら、過去を振り返る事で自信がつくかもしれませんが、多くの受験生はそうではありません。少なくとも僕はそうでした。大学受験という未知の敵への恐怖、一つの小さなミスで合否が分かれるシビアな状況。そんな中で自分の受験生生活を振り返ると、思い出すのは夜ユーチューブを見てしまったり、放課後友達と駄弁ったりとか、いざというときに頑張れなかった事。まだ勉強すべき範囲が完璧でない事。そんな事ばかりが頭をよぎって、「自分は本当に努力したのか？」「僕は受かるに相応しくないのかもしれない。」と不安になるばかりでした。とゆうか大多数の受験生は僕と同じような事を考えるのではないでしょうか。こういった応援メッセージをかけている先生もきっと、自分は合格してしまったからそれまでの時間を「努力」と自信もって名付けているだけで、受験生時代は自信を持って「努力した」なんて言えなかったと思うんです。

ですから、今までを振り返った時に自信が持てない人。「自分は努力したのかな？」って不安になっちゃった人。「ちょっとサボっちゃったな。」って人。全員、大丈夫です。それは、当たり前のことです。過去を振り返って自信満々になっちゃう人の方が異常ですから、過去の自分を振り返って落ち込む必要など少しもありません。そのままでオッケーです。

けど「それでも、不安になってしまったらどうすればいいんだ。」って思いますよね。長くなってしまったので続きは次回の記事で書こうと思います。