こんにちは。
東進多摩センター駅前校校舎長兼志學舎多摩センター教室副教室長の福岡広徳です。

本日は今年実施された共通テストの英語リスニングから出題分析をしてみました。

１．出題傾向はほぼ変化なし

出題傾向は１問を除き2021年共通テストと同じ。

変化したのは第４問A1。昨年は読み上げ文を聞いてグラフを完成させる問題でしたが，今年は読み上げ文を聞いて内容の順序通りにイラストを並べかえる問題になりました。

これは試行調査で出題されたのと同じ形式の問題です。

２．読み上げ速度が遅くなった

読み上げ速度が昨年より遅くなり，センター試験と同程度になりました。

特に2021年共通テストで正答率が低かった大問（第４問B，第６問B）は著しく遅くなりました。
第４問B　2021年：128 wpm　→　2022年：107 wpm（-16.4%）
第６問B　2021年：127 wpm　→　2022年：118 wpm（-9.29%）

３．多様な話者による英語の読み上げ

2021年共通テストで初めて登場したイギリス人英語や非ネイティブによる英語が2022年も登場。

昨年は「イギリス人英語×2問，アジア人英語×1問」でしたが，今年は「イギリス人英語×3問，アジア人英語×2問」でした。アジア人英語の内1問は，かなり訛りのきつい日本人英語でしたね。

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