こんにちは、東進日野豊田校の中屋です。
時間が経つのはあっという間で、間もなく１月が終わろうとしています。２月になったという事は、間もなく２月３日「節分」という事です。
節分といったら恵方巻。恵方巻を食べる時に見るべき方角を恵方と言いますが、皆さんは今年の恵方はどの方角か知っていますか？

今年の恵方は「北北西」です。恵方の方角を見ながら、一言も話さずに食べきると願いが叶うと言われています。
さて、この恵方は毎年どのように決まっているのでしょうか？
実は恵方としてあり得る方角は「東北東」「西南西」「北北西」「南南東」の4種類しかないのです。これらは全て９０度ごと等間隔となっています。確かに、こういわれるとこれ以外の恵方は聞いたことないですね。

これら恵方には、十二支と十干の２つが関係しています。十二支は「ネズミ、ウシ、トラ、…」の１２種の動物たちです。十干というのは、「火、水、木、金、土」の５行のそれぞれに「陽」「陰」の２つがあり、５×２＝１０種となります。これらそれぞれに、「甲」や「乙」などの名前が付けられています。身近で聞いたことあると思います。そして、この「甲」や「乙」などによって恵方が決まっている訳です。この十二支と十干を組み合わせて、１２と１０の最小公倍数である６０通りの名前がついています。
ちなみに、「干支」という言葉は漢字からも分かるようにこの十二支と十干が合わさったものです。つまり、干支は１２年周期だと思われがちですが、本当は６０年周期です。

今回はかなりざっと恵方について説明しました。皆さんも今年の節分は北北西を向きながら、願いを込めて、ある意味「黙食」で食べましょう！