こんにちは。
東進多摩センター駅前校校舎長兼志學舎多摩センター教室副教室長の福岡広徳です。

２．共通テストの平均点推移 ～数学を中心に平均点が大幅ダウンに ～

１月２１日に共通テスト本試験の平均点（中間集計その２）が発表されました。採点が終了した487,127人についての集計データです。

最も受験者数が多かった「英語（リーディング）」の平均点は61.81点で、前年度から3.01点アップしました。

「英語（リスニング）」は59.45点で前年度から3.29点アップ。

「国語」（200点満点）の平均点は110.25点で、前年度から7.26点ダウン。2021年度も若干ダウンしており、2年連続してダウンとなっています。

数学は、「数学Ⅰ・数学A」の平均点は37.96点で、19.72点ダウンと大幅ダウンとなっています。また「数学Ⅱ・数学B」も43.06点で、前年度から16.87点ダウンと大幅にダウンしました。

地理歴史の平均点は、「世界史B」が65.83点で2.34点アップ、「世界史A」が48.05点で1.91点アップしましたが、「日本史B」は52.81点で11.45点のダウン、「日本史A」は41.00点で8.57点ダウン、「地理A」は51.71点で8.27点ダウン、「地理B」は58.97点で1.09点ダウンしました。

公民の平均点は、「倫理」が63.29点で8.67点ダウンの大幅ダウン、「政治・経済」は56.79点で0.24点ダウンとわずかにダウンしました。「現代社会」は60.83点で2.43点アップ、「倫理、政治・経済」は69.73点で0.47点アップです。

理科（「基礎を付さない科目」）の各科目の平均点では、前年度大幅にアップした「生物」が23.83点ダウンと大幅にダウンし、48.81点となりました。「化学」も前年度から9.96点ダウンし、47.63点です。「物理」は1.64点ダウンの60.72点でした。「地学」は、6.09点アップし52.74点です。

全体としては、数学の平均点が大幅にダウンしており、文系・理系ともに総合型の平均点が大きく低下しています。

なお、得点調整は、20点以上の得点差がなかったため、行われませんでした。

続く