高校部(東進)
吉相体とは何か
こんにちは、東進衛星予備校日野豊田校の細川です。
さて、皆様「吉相体(印相体,八方篆書体とも)」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
吉相体ならまだしも、八方篆書体と言われても抑もどう読むのかも判然としないでしょう。“きっそうたい””いんそうたい””はっぽうてんしょたい”とそれぞれ読みます。ではこれらは何なのか。
上に書いてある文字、何と読むか分かりますでしょうか?
判断のヒントになりそうな箇所はあるのでそれを手掛かりにすればどうにか正解は導けそうですね。正解は「東進衛星予備校日野豊田校」。日と田あたりがヒントになりましたかね。ただ、この上なく読み難いのも確か。何なんだこのフォントは、とお思いでしょう。その答えが、吉相体(印相体,八方篆書体)なのです。
こんな分かりにくいフォント使うメリットあるのか、いつ使うのだというのが今回のお話。分かりにくいのは誰しもが認めるところでしょうから使うメリット無ければ誰も使わないでしょうし、そんなフォントが世の中に存在する理由もありません。この分かりにくさが+に働く場面があるのです。
それは、印鑑。そう言われてハッとする方も数名いらっしゃるかも知れません。学生の方は「銀行印」とか「実印」とか言われても何のことやら良く分からないとは思いますが、親御さんが契約するときに仰々しい判子を取り出してご丁寧に印を押している姿を見たことは何回かあるでしょう。あの時に好んで使われるフォントがこれです。カッコつけでしかないじゃないか、と侮るなかれ。勿論判子らしさや格好を大切にしたいという理由もこのフォントが好まれる理由なのでしょうが、それが中核にはなりません。
中核になる理由は、まさに「読み難い」という点なのです。銀行印とか実印といったものは、金融機関相手に「私がこの取引をした主体ですよ」という保証として提出する判子のことでして、何百万ものやり取りが為されると考えれば取引をしている人が本当に本人なのか否か判別する重要性は非常に高くなります。そんな重要なやり取りを保証する判子が、簡単に複製可能な物だったらどうでしょうか?例えば百均の判子だとしたら、他の人間でも簡単に購入できるので金銭授受が本当に当人間で行われるか不透明になってしまいます。では上記のような印相体ならどうか。判子というのは彫るものですから、上にあるような文字を彫るのには相当の技術が必要になります。そうなるとそこら辺で同様の印鑑を手に入れるのはかなり難しい。加えて、八方篆書体という別名から察せられるように八方に広がっており、判子の淵と接している部分が相対的に大きい分型崩れしにくいというメリットもある。ここを買われて、吉相体は生き延びているのです。
という訳で吉相体の紹介でした。判子以外でまずお目にかかることはない書体ですから知らなくとも生きていけはするのですが、ふとした時に判子を見て「ああ、これが吉相体か」と思えると面白いのではないでしょうか。今回は以上になります、閲覧誠に有難うございました。
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