高校部(東進)
オリンピックは猛暑の中開催されねばならないのか
こんにちは、東進衛星予備校日野豊田校の細川です。
北京冬季五輪が先日幕を閉じ北京パラリンピックへと話題が転換しそうなこの頃ですが、我々視聴者からすれば冬季であれ夏季であれTVを通してか現地に行って着込む或いは涼しい格好で観戦するかの択がありいずれにしても相対的には良い環境で選手の活躍を見られる訳です。
ただ、選手はそうも言っていられない。寒かろうが暑かろうが定められた日の時間帯で粛々と競技に励む必要がある。東京五輪の際はテニス選手があまりに酷暑過ぎるから時間帯変えてくれと述べていたこともありましたが、往々にして決められた時間で試合は行われる。
ではそもそも夏にやる必要があるのか?という話になります(今回の冬季五輪に関しては、スキーなど冬という気候の特色を利用した競技が多い以上時季変更という話にはならないでしょうから夏季の話題のみになりますが)。ここには、複雑な事情があるのです。
まず、夏季五輪が行われる8-9月というのは、夏期長期休暇である可能性が高い。我々日本でもそうですが、学生は夏休みという事で時間がある分オリンピックを見られる余裕が出てくる。そうなると現地に行くであれTVで見るであれ、オリンピック主催側或いは映像を放映するTV局は利潤が生まれやすい。これがざっくりとした説明です。オリンピックの主催側にしてもTV局にしても利益が入らないと事業を継続できませんから、視聴率稼ぎと批判されようがこの時期に開催するメリットがある訳です。
加えて、IOC(国際オリンピック委員会)がTV局に放映権を売るという段階があるのもポイント。IOCとしては当然なるべく高い価格で放映権を売ることが目的になりますが、その点に鑑みても8-9月がベストシーズンになるのです。何故か。
それは、放映権売却先として毎回かなりの収益が見込まれる米国のTV局が大喜びするから。メジャーリーグやNFL(アメリカンフットボール)など米国内で人気のスポーツは往々にして8-9月の前後に佳境を迎え最大の盛り上がりを見せます。その時期はこのようなスポーツ競技で収益を得ればいいものの、そういった佳境を迎えるスポーツが然程存在しないのがこの8-9月。ここに、スポーツの祭典としてのオリンピックが入って来る訳ですから、多少価格が吊り上がったとしても放映権をIOCから買って放映し利潤を得たい。所謂WIN-WINの関係がここに成立するのです。
平和の象徴としてオリンピックは語られますが、とは言えここに莫大な金銭の流れも伴うもの。こういった裏事情があることを知ることでオリンピックをまた違った角度から眺められるようになるのではないでしょうか。社会とは何なのか、という大きな問いにも繋がるものです。
今回は以上になります、閲覧誠に有難うございました。
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