高校部(東進)
SAFとは ―次代の希望たりえるか―
こんにちは、東進日野豊田校の細川です。
先日のブログで、次回扱う内容は#7119を予定しているとの旨記載していたと思いますが、#7119に関するブログは何回かやっているようなn部作ブログにしようかなと考えていまして、構想の整理をし切れていない節があるので今回は別件を取り扱わせて頂きます。それは、SAFというものです。例によって何のことやら初見では判然としないでしょうが…ここから解説していきます。
SAFとはSustainable aviation fuelの略称でして、持続可能な航空燃料とでも訳せます。何かと流行りのSDGsやカーボンニュートラルといった環境問題に関する用語です。実は原油を燃料とする旧来の飛行機は、二酸化炭素の排出量が他の運輸方法と比して幾分多いという問題があります。
上図は輸送量当たりの二酸化炭素の排出量のグラフになります(出典;国土交通省,2021,「環境:運輸部門における二酸化炭素排出量」,国土交通省ホームページ, https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_tk_000007.html)。
自動車は兎も角、長距離移動の主な足となるバスや鉄道と見比べると飛行機の二酸化炭素排出量がかなり多いことが明らかです。これは問題だろうという事で、所謂バイオ燃料(植物や廃油を素とする)であるSAFが注目されているのです。一説には、従来と比べて80%二酸化炭素の排出量を削減できるのではとのこと。また、植物や廃油が原料になるので、資源不足に喘ぐ日本でも国産で燃料を開発しうる訳ですからサプライチェーン強靭化というメリットも見込めます。
とは言え、この類の取り組みを日本だけがしている筈も無く、世界に目をやれば寧ろかなりSAF開発の面では日本は後手後手だと評されているようです。ですので、日本国内の植物や廃油を扱う会社に対して海外の航空産業企業から既に高値で買い取るという話は来ているようで、ここに割り入れるほどの勢いを持つ企業が日本から出てくるのかと言われると、そう簡単ではないと言わざるを得ません。
航空業界と脱炭素ということで言えば、飛行機の羽に太陽光パネルを設置するという取り組みが注目されています。雲の上まで飛ぶ飛行機ですから太陽光発電にはうってつけな訳でして(随分前に私がブログで扱った宇宙太陽光発電と似た思考回路ですよね)、地上の地理的制約を度外視できるという強みがあります。SAF然り太陽光パネル付き飛行機然り、そう遠くない未来には当たり前になっている可能性がありますから今から興味関心を持っておいて損は無いでしょう。
今回は以上です、閲覧誠に有難うございました。
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