こんにちは！東進日野豊田校の倉田です。

今日は久しぶりに勉強に関する記事を書こうと思います。
本日のテーマは暗記についてです。よく生徒から暗記の方法について質問される事が多いのですが、確かに様々な暗記テクによって暗記スピードを上げる事は出来ると思いますが、私としては、暗記は“気合が８割”というのが思うところです。指導している中で、暗記をしている生徒に対して私が注目している点が一つあります。それは“暗記に魂が入っているか、入っていないか”です。ここまで究めて抽象的な話をしてしまっているので、もう少し解像度を上げると、「“今”覚えなければならないという意識の強弱」に私は注目しています。というか暗記の早さはこの意識がほとんど決めると言っても過言ではないと思います。

では、この意識はどのように手に入るのか。一つ方法を上げるとしたら、「狭い時間での目標設定をする事」だと私は思います。例えば、１ヵ月後に1000単語を覚えるのを目標にしていたとすると、一日の役割は３％になります。もっと狭い時間で目標を設定して今日100単語覚える事を目標としていたらどうでしょうか。現在が午前10時で夜の10時まで勉強できる環境だとしたら、この一時間の役割は1/12で約8.5%となります。こういった「今月まで」とか「今日の終わりまで」とかいう大きなレンジで目標を設定するのではなく、もっともっと“今”だけに集中した暗記の目標を設定する事が私は重要だと思います。「今から30分で単語50個覚えよう」とか「今から１時間以内に世界史の東南アジアの範囲を総復習しよう」だとか、今を基準にした狭い時間での目標設定をする事で集中力は格段に高まると思っています。

いまいち暗記が思うようにいかないだとか、いまいち集中できないそこのあなた、「１ヵ月後とか２ヵ月後までに」、なんて未来の妄想なんてしてないで、ただただ今に目を向けてみてはいかがでしょうか。