コラム
春はあ〇〇の
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際(やまぎわ)、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
(「枕草子」清少納言)
(現代語訳)
春は、明け方(曙<あけぼの>)が良い。 だんだん、(日が昇って)白くなっていく山ぎわの空が、 少し明るくなって、紫がかった雲が細くたなびいているのがよい。
春の早朝は、冬とはまた違って、やわらかい朝日が差し込んで暖かく、また、鳥のさえずりが方々からにぎやかに聞こえてくる。「ホー、ホケキョ」とウグイスの声も耳に届くこの季節。
そんなある春の日。夕飯に何を食べようか思案していたら、ふと思いついた。
春はあげもの(揚物)。
やうやう白くなりゆく山芋(やまいも)、少し揚(あ)がりて、
紫だちたる芋(いも)の細くたなびきたる。
子どものころは苦くて嫌いだった「ふきのとう」の天ぷら。大人になるとその苦みがおいしくなった。ふきのとうが芽吹く春ならではの楽しみだ。
その昔、お寺に併設された幼稚園に通っていた。お昼ごはんの前になると、毎回、手を胸の前で合わせて「みほとけさまにかんしゃしていただきます!」とみんなで元気に唱和してから食べていたのを思い出した。そのころはほとんど意味も分かっていなかったが、いま、しみじみ実感する「御仏様に感謝して頂きます」の言葉。自然の恵みに感謝しながら、写真の食材をすべておいしくいただきました。「ご馳走様でした!」
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