コラム
スプリング・エフェメラル(春の妖精)②
前回紹介したカタクリ(片栗)の花(スプリング・エフェメラル(春の妖精)① | 【公式】学習塾 志學舎 (sigakusya.com))と同じく、スプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれている花がもう一つ。
ニリンソウ(二輪草)です。
山地や高原地帯の川の近くなどの湿潤な場所によく見られます。白い花びらように見えるのは萼(がく)が変化したもの。
これは長野県の上高地で以前撮ったもの(5月中~下旬)。観光地として有名な河童橋(かっぱばし)から2時間ほど歩いたところにある徳澤園(とくさわえん)。ニリンソウの群生地として有名です。春になって雪が解けると一斉に葉を伸ばし、茎の先に花を咲かせます。
写真のように、1株から花が2輪咲くので「ニリンソウ」。中にはまれに1輪や3輪のものもあります。
カタクリと同じく、夏前になると葉もすべて枯れて地上には何も残らず姿を消してしまいます。地下茎だけが残り、次の年の春まで休眠状態に。地上に姿を現すのが1年のうちで春の短い間だけ。まさにスプリング・エフェメラル(春の妖精)の名にふさわしい花です。
かつては都内でも多く見かけられたそうですが、宅地化などが進んだ影響で、いまでは東京都の23区部においては「準絶滅危惧種」に指定されているそうです。
以前ご紹介したカタクリともう一つ似ているのが、白い花(正確には萼片<がくへん>)を開かせるのは太陽が出ている昼間だけ。早朝や夕方以降はこんな感じ。
花が閉じているのが分かります。
誰かさんと同じく、とっても朝寝坊さんのようです。
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