志學舎は今年創立５０周年。
中学受験を経験した、たくさんの卒業生がいます。
これから中学受験をめざす小学生のために、その体験談を紹介します。
心に響き、読んだ人の笑顔につながればうれしいです。

 

今回は、2021年2月に受験した、
A・Nさん(東光寺小)の体験談です。
【合格校：◎豊島岡女子学園中　吉祥女子中】
 

　私は四年生の春に塾に通い始めました。そのころ、私は算数がとても苦手でどのテストでも四教科の中で毎回算数の偏差値が足を引っ張っていました。ですので私は算数が苦手でもあり嫌いでもありました。そして、入塾してから約２年経ち、６年の11月に学校別合不合判定テストがありました。結果は算数の偏差値が39という悲惨なものでした。

　そのため自信を無くし、もう受験をやめた方がいいんじゃないか、とまで思いました。しかし、ここまでやってきたのならもう少しやってみようかなと思い直し、それまで苦手だった算数の参考書を一冊仕上げました。その時は間違えた問題のポイントを考え、なぜ間違えたのか、計算ミスであれば、ここをもう少し計算を工夫できたんじゃないか、というのを考え、ノートにまとめていきました。また、初心に帰り、問題用紙の空白を整理しながら書いてみるという工夫をしたりと、算数を得意にするために必死になりました。すると過去問83点を取ることができて、自信を持てるようになりました。

　そして入試本番の日がきました。２月１日のおさえの中学校は手応えが悪く、次の日の第一志望校の入試が不安になりましたが、合格をいただきました。２月２日の第一志望校の一回目は寝不足でコンディションが悪く不合格でした。その夜お母さんに、結果を気にせず全力でやりなさい、と言われ二回目を受けたところ、合格をいただきました。

　全力でやれば結果がどうであろうと達成感があります。なので安心して全力でやってみてください。

 
 
 
「間違えた問題のポイントを考え、なぜ間違えたのか、計算ミスであれば、ここをもう少し計算を工夫できたんじゃないか、というのを考え、ノートにまとめていきました。」

 

ぜひやってみたい。見習いたい。

 

ありがとう。