こんにちは、東進衛星予備校日野豊田校の細川です。
予備校関係者の方や学生の皆様、そしてその保護者の皆様は往々にして「文部科学省」という省の名前を聞くことがあるかと思います。何か教育に関する国家行政を司っている省だ、という印象はお持ちでしょう。確かに間違いないのですが、改めて文部科学省とは何者なのか、歴史も含めて見てみようと思います。

大まかに分けると、文部科学省がやっていることは「4つ」に分けられます。教育だけじゃないの？と思われるかも知れませんが他にもあります。
 
１．教育
言わずもがなですね。厳密に言えば、総合教育政策局(教育政策全般)、初等中等教育局(義務教育の範囲)、高等教育局(高校や大学)の3つから構成されています。旧文部省系。

 
２．科学技術・学術
分かりやすく言えば日本国産ロケットや、原子力の適正利用などといった範囲です。科学技術・学術政策局、研究振興局、研究開発局の3つから構成されています。旧科学技術庁系。

 
３．スポーツ
東京五輪・パラリンピックといった競技大会やや生涯スポーツ推奨の分野。難しい事を言えば、文部科学省の外局であるスポーツ庁の所掌ですが、文部科学省の分野として認識していて構いません。ちなみに今のスポーツ庁長官はあの室伏広治(ハンマー投げの有名なオリンピアン)さん。旧文部省系。

 
４．文化
国宝や世界遺産、日本語教育、宗教行政などを範囲とします。コロナ渦で博物館や美術館が苦境を強いられた際に奮闘したという話があります。スポーツ庁と同様に、ここも文化庁という外局の所掌です。旧文部省系。

 
旧文部省系と旧科学技術庁系というよく分からない用語がありますが、今の文部科学省はかつてあった文部省と科学技術庁という二つの組織が合併して出来上がったものです。ですので、今持っている分野が４つなのです。ここら辺詳しく調べてみたい方は「中央省庁再編」で調べてみましょう。
 
是非、こういう記事から興味を持って縁遠いように思われる行政の世界を覗いてみる事をお勧めします。
今回は以上になります、閲覧誠に有難うございました。