高校部(東進)
Gifted children ―特異さ故の生きづらさをどうするか―
こんにちは、東進衛星予備校日野豊田校の細川です。
皆さんは、「ギフテッド」と呼ばれる子供たちを御存じでしょうか。あまり聞きなれないカタカナ用語ですが、教育業界では最注目分野と言っても差し支えのない用語・分野なのです。いったいこの子達は何者なのか。また、タイトルにある「生きづらさ」とは何なのか。見ていこうと思います。
Giftedというのは、カタカナ英語にもなった「ギフト」を想定すると分かりやすいですが、何か特別な才能(天からの贈り物、という意味)を有しているということを指します。例えば小学生にも満たないのに四則演算を難なくこなせたり、読み聞かせをしていただけで勝手に文字を覚えて話し始めたり、中には学校の実験に集中し過ぎるがあまりトイレも忘れてしまい…という子もいるそうです。
俗な言葉で言えば「天才・秀才」なのでしょうが、この子達がそういった類の人々と違う点があるならば、それは「秀でた才能故に生きにくい」ことなのです。例えばあなたが小学生で足し算引き算をようやく理解し始めた段階だったとして(周りも基本的にそういう状態だったとして)、ある子だけ分数やマイナスの数、場合によっては微分積分という高等レベルの数学まで出来たとしましょう。この時、あなたはその子にどういう対応をするでしょうか?
「君凄いね」と言うことこそできても、その子の話にレベルを合わせる事はまず無理でしょうから理解してあげることは大変困難です。少し性格が悪ければ、「なんだあいつ調子に乗って」といじめてしまうかも知れません。ある意味子供だからこそ、周りが成熟しきっておらず、大人の世界であれば素直に称賛される事でも僻まれてしまう、妬まれてしまうのでしょう。子供たちにとってみれば、まさか自分のクラスメイトの○○君や△△ちゃんがアインシュタインやレオナルド・ダ・ヴィンチ並みの(潜在的なものも含めた)能力を有しているなんて考えられないでしょうから。
これは親の視点からも同様のことが言えるようで、まさか特別優れているという自負も無い(単なる卑下でもなく)自分自身や夫・妻を通じて生まれた子供が、歴代の偉人並みの知能を有していると言われても困惑してしまうそうです。周りのママ友からの助言や自分の幼少期を振り返ったところでこの子には合わない、となるとどうやって育てたら良いかも良く分からない。上手く活かしきれなくてこの子を宝の持ち腐れにしたらどうしよう…と、責任を感じてしまうとか。
こういう子達の日常をどうサポートするのか、教育業界・教育行政の今後の課題といって間違いありません。このブログを見て下さっている皆様も、もし身の回りにそういう子が居たらどういう対応をするか、考えておくだけでも違うかもしれませんね。今回は以上になります、閲覧誠に有難うございました。
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